七五三シーズンにちなんで、今日ははこせこをご紹介します。
「筥迫」と書いてはこせこと読み、もとは江戸時代に宮中の女性が愛用した紙入れの一種。
懐紙、鏡が中に入っており小さな香袋が付属しているものもあります。
金襴や緞子など非常に高価な織物が使われたもの、絹地に手刺繍で文様が施されたものの2種類があり、 緻密な細工が素晴らしく見応えたっぷりです。
写真は、牡丹に梅の刺繍、松に梅の刺繍、乱菊の刺繍のもの。
子供用ですが精巧な刺繍が立体感をもたらし、圧倒的な存在感を放ちます。
3点とも大正時代のものだと思われますが、今みてもなお斬新なデザインが魅力的。
お正月の正装用でしょうか。
一体どんな着物に合わせたのか想いを馳せたくなります。
(こちらの3点は参考商品となっております)
菊池
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