秋晴れの吉日、当店をご利用くださいましたお客様をご紹介させて頂きます。

七五三の晴れの日にお選びになりましたのは薄緑色ー萌黄色（もえぎいろ）の祝い着。
若葉が萌え出る様を言い表し、平安時代から用いられた伝統ある色名です。
新緑の若木ということから若さを象徴する色であり古くから子供に相応しい色として愛されてきました。
まさにこれからの成長を願う七五三の祝い着に相応しい伝統色と言えます。
図案としては、末広がりの多幸を願う檜扇（ひおうぎ）、桔梗、鉄線が手描き友禅で描かれ、淡いグラデーションが美しい大人顔負けの振袖のような華やかな着物。
宝尽くし文様金錦の丸帯を合わせ、小菊結びに結びました。

七五三のお嬢様の装いはなんて可憐で可愛いのでしょう！
はんなりとした祝い着が色白で優しいお顔立ちのお嬢様にとてもよくお似合いになり、まるで夢二の絵画の世界のような雰囲気でした。きっとご参拝に行かれた境内ではさぞかしお目立ちなられたのではないでしょうか。

この度のご利用どうもありがとうございました。
お子様の健やかなる成長を心よりお祈り申し上げます。

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