薄墨がかったような落ち着いた緑が大変上品な振袖です。
桐の木に留まる鳳凰が堂々と描かれています。
中国の言い伝えでは、想像上の瑞鳥・鳳凰は桐の木に棲むと言われており、古くから桐と鳳凰を組み合わせた文様は吉祥文様として格調高く扱われてきました。
鳳凰の羽根の一枚一枚は、薄紫から薄桃、白へと変化して描かれ、桐の花の色と呼応して緑青色の地に美しく浮かび上がります。
桐の葉は白緑の丁寧なぼかしで描かれ、一枚たりとも同じ表情のものはありません。
シンプルな意匠だからこそ、存在感を放つ着物です。
日本古来の美しい風合いと色を、是非お手に取ってご覧ください。
緑青色地鳳凰に桐の図振袖 レンタル一式 140,000円
冨永