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辛子色の紬地に貼り込まれたラフィアの布が、生き生きと躍動して、モダンな帯になっています。
結城など、しっかりと織られた紬との相性は、すばらしいと思われます。

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ジャンビというスマトラのバティックに、摺箔を施した王家のサロンでした。
天空に浮かぶ全ての可憐な星が、ひたすらロウ置きで手描きされ、上に摺箔を施しています。
上質な紬に合わせて、なおの格上を目指していただけます。

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ジャンビというスマトラのバティックに、摺箔を施した王家のサロンでした。
金もだいぶん剥がれていますが、その退化の美しさを堪能して頂くのが、この帯の魅力かと思っています。

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縦の節糸に、明るい色を1本置きに加えています。
そして、それがアクセントとなって妙味が生まれています。
着物のお仕立て直しで剥ぎがあります。

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この秋は、随分と柿柄の収穫がありましたが、これが最後の帯となりました。
葉っぱも色づき、実の色も熟れておいしそうです。

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千歳緑地に、牡丹唐草が、華奢でかわいく染められています。
一回水を潜ったでしょうが、ちょうどいい落ち着いた色合いが美しく、上品な帯となりました。

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大正更紗の名古屋帯です。彩度を抑えた秋色を、墨の輪郭で締めています。
茶系や、ベージュの着物に合わせたいですね。

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筒から防染糊をだして描き、藍ガメで染めるという技法で、日本の紺屋は、暖簾とか半天、前掛け、布団まで多くのものを作ってきました。
そんな時代の名残りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
今や、SDGsの時代に、日本の藍は世界的に認知されてきましたね。

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ジャワ島のラスムという港町で、中華系の人たちによって、スマトラ向けにつくられたこのバティックは「ラスムの赤」と言われて、20C初頭、一世を風靡したとまで言われています。
これに明るい藍が重なって、精緻を極めた抽象柄は制作に半年を要したと、バリの友人は言ってました。
深い藍色の紬が待っています。

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真朱色の深い赤をベースに、立浪にヤツデの葉っぱと菊の花が漂っています。
紅葉をヤツデに変えてというのは、この場合、葉っぱの個性が際立って、おもしろい帯になっています。

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