この秋入手しましたものを、少しまとめてご紹介します。
名古屋帯、半幅帯、角帯と続きますが、珍しい物として、刺繍の帯、綿唐山の帯もあります。
帯15-12-26
ご売約済
この帯を見ていると、孔雀という鳥は刺繍のテーマとして、最もふさわしいもののように見えてきます。
鋭い顔、流麗なボデイ、華麗な羽根、立体的で瑞々しく、生命の賛歌に溢れています。
大正ロマンの刺繍も見事ですが、浦野チックなこの素晴らしい刺繍帯に乾杯です。
ご売約済
帯15-12-27
浦野さんに刺繍の作品があるのはご存じない方が多いかもしれません。
きれいな尾っぽを伸ばし、岩山に獲物を探しているのでしょうか。
浦野のダイナミズムは健在ですが、刺繍の糸目は繊細で、色の暈しはとても美しく仕上がっています。
ご売約済み
帯15-12-28
本来、太子間道とは奈良時代に渡ってきた縦絣ですが、浦野さんは、その絣足のイメージを箔で表現してみた、との事でした。
焼き箔で古色を出しています。
帯15-12-29
ご売約済
カツオ縞の黄八丈です。
浦野さんは何にでもトライする研究者でした。
これは着尺で、もしかすると、映画のシーンでも着用されていたかもしれません。
本場物よりザラッとして、紬の質感です。
ご売約済
帯15-12-30
浦野さんは唐山縞も織っていました。
紡ぎ糸なので綿唐山に比べてしっとりとしっかりした感触です。
思い切り明るい色なので、元気の元を与えてもらえそうな帯です。
ご売約済
帯15-12-31
大小の春蘭の株がならんでいます。縦糸は緑、紺の横糸に白い絣がからんでいます。
縦節ではありませんが、縦、横糸ともに手紡ぎ糸で、糸味はとてもいいです。
鉄線に唐草文様名古屋帯
帯15-12-32
ご売約済
ミカン色に、キッチリと型染めの線も鮮やかな名古屋帯です。
白地なので、色のコントラストに清潔感が溢れています。
帯15-12-34
ご売約済み
濃い緑の中に浮かぶ花たちが艶やかでかわいい帯です。
星形の葉っぱがモミジの役を担って、四季の花たちが揃い、春秋の帯としてお使いいただけます。
優しい柄ですが、浦野の確かなお色目です。
ご売約済み
帯15-12-36
優しいピンク地に可愛い椿が散った、浦野さんにしては可憐な名古屋帯です。
縦節紬の確かな質感と、型染めの糊置きのしっかりした線とのなかで、不思議な魅力を放つ、年齢を問わない春の帯です。
ご売約済
帯15-12-38
経、緯糸共に手紡ぎ糸なので、太い糸ですが、風合いは柔らかです。
数えきれないほどの色糸を縦に置き、明るい藍色との対比で太い縞柄にしています。
全ての色が主張しながら調和しているのは浦野さんの力です。
帯15-12-40
ご売約済
明るいベージュ地に残紙糸が無尽に走り、美しいエレガントな帯になっています。
これもインテリアファブリックでしたが、優しい色目は帯にふさわしいものでした。
この中の糸の色を、少し薄めにしたお着物に合わせて下さい。
帯15-12-41
ご売約済
これはインテリアファブリックなので、縦節がひときわ多い帯となりました。
無地のようにみえて、実はグレーの3色が織り込まれていて、飽きのこない深い色目となっています。
着物レンタルの灯屋2TOP > 浦野帯売約済 > 浦野理一作 縦節紬グレー無地の名古屋帯
ご売約済