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越後上布を帯に3本仕立て直しました。
着物にはならなくても、帯に仕立てることで、お客様のお気に入りの一品にしていただける。
これらの価値を共有できること。昔着物を扱って、嬉しい仕事の一つです。

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麻の地色に、深い藍色とこげ茶がしっくりと収まって、とても味わい深い帯になりました。
上布の中では糸も太いので、帯にはふさわしいのかなと、今回実感しました。

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珍しく暈しだけの帯です。
きっと、たっぷりと柄付けされたお着物に合わせて作られたものでしょうか。
浦野さんの独特な色が冴えています。

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柳の根元に屋形舟が舫っています。
いつの時代の光景でしょうか。
綺麗なお方が現れそうですが、それよりも、綺麗なお方に添われていきたいですね。

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闇夜の中、雲間から現れた大きな満月、まるで墨絵のようなアンティークならではの世界観のある帯。
どんな意味なのでしょうか、文字が刺繍されています。陰影のある図柄が目を引きます。
お太鼓柄の少し粋な印象とは変わり、前中心にはちょうど半月になった月を背景に萩の葉が刺繍され、大人の可愛さを感じさせる図柄です。
黒地なのでどんな着物とも合わせやすく、程よくメリハリを付け、夏の着こなしの幅を広げてくれそうな洒落た名古屋帯です。

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巣が縦横に張り巡らされた、クモにしては美しすぎる帯です。
アクセントの刺繍が効果的に効いて、涼感みなぎる夏帯です。

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爽やかな地色の中に、爽やかな虫たちが遊んでいます。
露芝が地紋で表現されているのがおしゃれです。

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はねを長く伸ばし、ゆったりとエレガントで、貴婦人のような蝶の姿です。
色をパール系に抑えているので、夏の蝶でも暑苦しさを覚えないで、爽やかにお使い頂けるものと思います。
観世水もゆるりと流れています。

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蝶の刺繍夏名古屋帯(帯17-5-43)のお姉さまにあたります。
ちょっと賑やかなので、袋帯にしてみました。
お花や水辺の図など、はんなりしたアンテイークの訪問着にお勧めします。

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おとぼけサンゴにユーモラスな魚たちが泳いでいます。
夏の暑さが乗り切れそうな、楽しい帯ですね。
上布にいかがでしょうか。

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銀地の絽塩瀬に、思い切り大きな真鯉が刺されています。
お太鼓に負けず、前にも立派なのが横たわっています。
何か鯉にまつわる思いのおありな方、素敵な出会いが来ました。非常に巧みな刺繍なので、こんなに大きくても遜色ありません。

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なんともゆったりはんなりと、枯野の原野に我ひとり、という感じで、涼味充分です。
色のトーンが、出過ぎず、詰まりすぎず、美しい虹色で収まっています。
前柄の飛翔する姿も見事に決まっています。

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大きなビワがカゴに盛られて、美味しそうです。
しっかりした、帯用に織られた麻地なので、やはり上布など、天然素材のお着物にあわせるとおしゃれですね。

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これからが旬のナスの刺繍帯です。
ナスとなるとえこひいきよろしく、花良し、色良し、味良しですから、帯のモチーフとしても、当然異議なしです。
それにしても、かわいい艶やかさですよね。