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菖蒲の池に咲く刺繍帯。
新緑の陽光にきらめく水面とすっと伸びた葉の美しさ。
これからの季節を待っていた華やかな名古屋帯です。

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水辺に蛍火の姿。
うれしくなるような風景です。
撚りの強い絽縮緬の上に型友禅と引き染めの桃色。
大正時代の色使いに驚き共にときめきます。

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お能の演目にある「松風」と「忠度」「紅葉狩り」が記された３冊子が、刺繍されている名古屋帯です。
お太鼓の２つは、旅の僧が、どちらも須磨の浦で現世には、もうおらぬ人々に出会うと筋書きです。
帯地は、水衣と呼ばれる希少な織り物です。
まさしく、海松色に染められています。
平忠度（ただのり）の歌人として名を残したい思い入れが、冊子の束ねと桜の刺繍に込められているように感じます。
紅葉狩りは、秋にぴったりですが、お太鼓には、桜、流水の図柄もありますので、希少な図柄の刺繍帯としてお楽しみください。

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赤更紗の小花模様は、色も形も、夢のような愛らしさです。
江戸の頃に思いを馳せながら異国の風を運んでくれる、素敵な継ぎ帯になりました。

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鷺は、一生涯を同じ相手のつがいで通すと聞きました。
この神秘的な姿を見ていると、それも頷けます。
大きな鷺が、緑の田んぼにゆうゆうと翼を広げて、降り立つ季節がやってきました。
静かに美しいイメージとおおらかで優雅な姿、どちらも鷺の真実です。
灯屋2で無地を継ぎました。
鷺の美しい刺繍帯をどうぞ、ご披露ください。

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こちらの帯は、帯23-05-07と同じ図柄ですが、ほおずきひとつです。
印象的な帯になりました。

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本藍に深山渓谷の刺繍をした江戸裂を中央に、それを囲んで、正倉院文様の織りのお太鼓です。
藍を基調にした、美しく、品格ある時代裂の継ぎ帯になりました。

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美しい秋草や貝桶が絵柄になった扇面の刺繍をお太鼓に、胴前には萩と大きな波頭の見事な刺繍がされた単衣の帯です。
なにかの物語を表現した図柄かもしれません。
お着物や帯、昔の素材は繊細で美しく、今では織ることが出来ない物も沢山あります。
この帯地もそのひとつでしょう。

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鮮やかな翠で型友禅された蝶と花や雪輪の文様が、お太鼓を彩ります。
胴前には、絞りの紫根染め。
自然からの色で継がれた綺麗な名古屋帯が、できました。

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明治期縮緬の抑えた色に小花の更紗や格子、花紫と青い梅の型友禅が、明るいハーモニーをそえています。
藍色がやさしくて印象的な継ぎ帯です。

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のしめ模様のかつぎでお仕立てしました。
藍の文様、美しさが、静かに際立つ名古屋帯です。
絽の繊細な絹糸もとても美しい織り物です。

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流水の地文様に水辺の葦に蛍火の群れが、織られた名古屋帯です。
帯の地色は、穏やかな肌色です。

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花田色に揺れるススキと葦に、水玉の露がモダンな染め名古屋帯です。
ススキの季節は秋ですが、絽塩瀬は単衣の素材です。
写実的というよりモダンなデザインとしてお着物に合わせて、先取りの感覚でどうぞご着用ください。

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風にそよぐ大きな柳に燕が、遊ぶ染め帯です。
のびのびと飛ぶ姿と新緑の美しさが、帯地に映え、爽やかな季節の名古屋帯です。

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たいまつに照らされ、浮かび上がる鵜。
大きく羽根を広げ、誇らしげな姿、美しい描写の友禅です。
夜の闇を表現した帯地の色は、青鈍（あおにび）です。