着物13-5-21
透かしと銀通しが交互に走った変わり絽縮緬に、百合と撫子が可憐に咲き誇っています。
物自体は昭和初期のものですが、反物のまま非常に良い状態で保存されていたものを当店で仕立てました。
昭和の美しさと現代の寸法とを同時に満たした、希少な着物に仕立てあがっています。
着物13-5-20
お仕立て直し
地金通しの錦紗地に愛らしい色と柄で藤の花が描かれています。
どんな方がお召しになっていたのでしょうか?
そしてどんな方がこれからお召しになるのでしょうか?
ついついそんなことが気になってしまう一枚です。
清次郎作
着物13-5-19
SOLD
身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄 :1尺7寸5分(約66.5cm)
通信販売可
色を控えた何とも涼しげな付下です。
木の実と小鳥の紫が同色でまとめられ、品のある夏のお出かけ着となっています。
着物13-5-18
身丈:4尺1寸(約155.8cm)
裄 :1尺6寸5分(約62.7cm)
昭和中期のシンプルでありながら存在感のあるデザインが魅力の一枚。
儚げな山野草の景色が涼しさを誘います。
裄はまだ出せますので、ぜひ店頭にてご試着ください。
着物13-5-17
一服の絵画を彷彿とさせるこの訪問着、全体のぼかしが得も言われぬ優しさを醸し出しています。
お袖も長いままで、絽縮緬なので単衣としてお召ください。
空木作
着物13-5-16
身丈:4尺1寸5分(約157.7cm)
裄 :1尺7寸5分(約66.5cm)
何ともすっきりとした構図の付下。
柔らかな風合いを出すために、絞りのように輪郭をぼかしてみたり、まるで灰汁のような差し色を入れたりしています。
3つ紋に負けない静かな迫力に満ちた着物です。
着物13-5-15
お仕立て直し
身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄 :1尺7寸8分(約67.6cm)
よく見ると赤地の中にドットが秩序を持って並んでいます。
そのためか散漫な雰囲気になることなく、小紋らしい印象が残るこの着物。
盛夏の太陽と素敵な日傘が似合いそうです。
着物13-5-14
お仕立て直し
身丈:2尺6寸(約98.8cm)
裄 :1尺7寸5分(約66.5cm)
通信販売可
勢いのある構図の羽織です。
白と黒のみの色彩の中で、緋鯉が唯一色を持つのも印象的でおしゃれな雰囲気。
普段使いからお出かけまで、幅広くお召いただける一枚です。
着物13-5-12
藍染作家 新道弘之の藍絞りの着物です。
新道氏は日本古来の藍染の創作により、作品が世界各国で高い評価を受けています。
奥様は絞りの縫いしめをされ、仕事をする家族が藍の色に深まるように藍で結ばれているのでしょう。
京都にある私設の「小さな藍美術館」には同氏のコレクションも公開されています。
夏らしい藍、絞り柄もすっきりして着こなし易い着物です。
着物13-5-11
ご売約済
身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄 :1尺7寸3分(約65.7cm)
流水のような縦の線に、水玉模様がおしゃれな小紋。
ほどよいモダンさが着る人を選ばず、またおしゃれに見せてくれそうなおすすめ小紋です。
古典の帯も、外国裂の帯も自由に合わせられる重宝する一枚になりそうです。
着物13-5-10
身丈:2尺8寸(約106.4cm)
裄 :1尺8寸(約68.4cm)
コバルトブルーの色が目にも鮮やかな羽織です。
この澄んだ青が白波と鳥の羽色をより引き立たせ、所々入る銀糸の織りがさらに涼感をみせます。
着物13-5-9
ご売約済
身丈:2尺5寸2分(約95.8cm)
裄 :1尺7寸(約64.6cm)
黒地の絽縮緬の染羽織です。
太鼓橋に傘をさす女人や駕籠に乗る人など町の風景。
霞取りがこの模様により変化をもたせています。
春の桜に秋の楓を組み合わせた柄ですので、夏前後の時にご着用できます。
ご売約済
写真の色紙を見て頂いてお分かりになるように、当店では志村さんの着物が入ると、本人に着物を見ていただき、「お題」を書いていただきます。
今回の着物のお題を伺うと、「浅春」と。まさに。
朝の日の光の粒、木々の新芽の輝き、花の蕾の香り、これから始まる麗しい季節への期待が一枚の着物に込められているのです。
横段ぼかしで望洋と広がりを表し、墨色の細い線やつなぎ糸を縦横に散らし、心地よい緊張感を生み出している、志村さんらしい作品です。
ご売約済
色の配色、格子の感覚、経糸の絣れ具合につなぎ糸の妙、それらのすべてに織部の世界が注ぎ込まれている作品です。
ベージュ、茶、緑というシンプルな色がそれぞれに非常に高潔で透明感にあふれ、色の持つ純粋性が見るものに迫ってくるようです。
雲龍文金襴開き名古屋帯 220,000円
この帯地の出生は定かではありませんが、ゆったりと雲珠文を織りなす緞子地の重厚感のあるしなやかさ、そして青い天空に浮かぶ大きな龍の冴え冴えとした色目。
織部と対峙して、なお引き合う…ぜひお勧めしたい帯です。
ご売約済
お仕立て上がり
詳細はお問い合わせください
『ヴェネツィアのサン・マルコ寺院のモザイク壁画に描かれたサロメの姿に想を得たものだという。
裾に向かうにつれて深々と沈む朱赤地に焦げ茶と白の細い線が水面に揺らめく光の筋のように縦横に織り込まれ、その中で絣で織り出された黄色の小丸がリズミカルに踊る。
簡潔でありながら、ほの暗い寺院の中の赤や金色の色のガラス片の一瞬の燦きを、ビザンチン帝国の栄華の余韻と共に鮮やかに描き出している。』
-週刊朝日百科「人間国宝」より
群馬県立近代美術館蔵の作品「マルコ」。こちらの着物はその後織の小紋として仕立てられています。
見れば見るほど、地色の放つ迫力に圧倒されます。
絹地文織名古屋帯 220,000円
「マルコ」の帯は「同化して添う」をテーマに合わせてみました。
帯地はインドネシア・スマトラ島産で、織られてからすでに200年以上を経ています。
細かい多種の柄が、金銀を交えた色糸で緯文織になっています。
ルーツは古代中国までさかのぼりますが、沖縄に渡っては花織として受け継がれたり、意外と身近な織り方と言えます。
織のバランスが「マルコ」に呼応して、美しい世界が生まれています。
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