浦野理一作 紬縮緬地橘文様小紋
着物19-2-27
ご売約済
身丈:4尺3寸(約163.4cm)
裄:1尺6寸8分(約63.8cm)
橘は、その常緑の葉っぱが、永遠を意味する縁起物として、宮中に植えられたり、文化勲章のデザインに取り入れられたりもしています。
少し紫がかった紺青色のうえに、白い糊置きの線と、綺麗な差し色が輝いています。
赤い八掛は、浦野さんの象徴です。
昭和中期の好景気の時代が反映された、明るくて、溌剌としたお着物です。
浦野理一作 絹紬地唐花文様小紋
着物19-2-28
身丈:4尺3寸(約163.4cm)
裄:1尺6寸8分(約63.8cm)
ご売約済
縦絹糸で、緯糸に強いシボのかかった紬糸の織りを、浦野さんは、絹紬と称しています。
唐花のこの色は、何という濃い紫でしょうか。
日本色彩研究所編の「日本の伝統色」によると、「濃色」となっています。
古来より、色といえば紫と決まっているのだから、紫の濃い色は、濃色で良いそうです。
浦野さんは、色の魔術師のように、自在に色を表現していますが、積年の研究の賜物なのでしょう。
相棒のベンガラ色とのコンビもおしゃれです。
志村ふくみ作 十字絣単衣
お値段は店頭にてご確認ください。
着物19-2-08
ご売約済
藍の濃淡の中に雨絣が走り、その上に白十字がポッカリと浮いています。
十字の縦の絣足は、明かるい藍に繋がれて次の十字へと導かれています。
何か、キリストが負った十字架のイメージを宿した、聖なる光が、横に流れる黄色の線から感じ取れる気がして来ます。
この織物は、単衣用として制作されたようで、少し薄手に作られていますので、素材感がデザインとコラボして、シンプルで明晰な春のお着物となっています。男物ですが、女性物にお仕立て直し可能です。
鑑定書がございます。
南部紫根染絞り木綿単衣
ご売約済
着物19-2-09
身丈:4尺1寸(約155.8cm)
裄:1尺6寸5分(約62.7cm)
通信販売可
古来より、紫は高貴な色。
色といえば紫と言われるほど、紫色と日本人は切り離せません。
紫根染めの産地の色で、江戸紫、京紫と命名されたということです。
南部紫根染めは、江戸時代に隆盛しましたが、その技法の難しさから科学染料に押されて消滅し、昭和の始めに再開されました。
これは3つの技法を用いて染められています。
白場に残る絞り跡のはかない紫と、濃い紫の中に残る白いシャープな絞り線との妙味が美しいお着物です。
藍染め絞り網目文様木綿単衣
ご売約済
着物19-2-10
身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
通信販売可
素朴で民芸調なタッチの絞りが、力強く確かな美しさをもって迫ってくる単衣お着物です。
反物の表面に、小さな刺し子のようなポツポツがある代わり織の木綿地です。
昭和中期、民芸運動の柳宗悦より、藍染め絞りの再興を託された片野元彦の作品かもしれません。
伊兵衛作 残糸織単衣
ご売約済
着物19-2-11
身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄:1尺8寸(約68.4cm)
黒と青をベースとして、沢山の色糸が織り込まれた残糸織のお着物です。
織りながらは、大変であり、楽しくもあった事でしょう。
大人っぽいお澄ましの中に、遊び心も感じられて、非常にお洒落で都会的なセンスになっています。
帯で、キッチリと美しく決めてください。
伊兵衛織 ベージュ格子柄単衣
ご売約済
着物19-2-12
身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄:1尺8寸(約68.4cm)
三筋と一筋の大きな格子が絡まったデザインのお着物です。
縦糸にベージュ、緯糸に辛子色を織り込んでいます。
そして、格子の所は、縦に海老茶を、横に紫を入れているように見えますが、紫に見える所は緯糸の辛子を外して紫に見せる、というマジックを使っています。
こうする事で、色の品性が生まれているのかと思われます。
単衣ですが、春早くからお召しいただけます。
本場結城紬100亀甲雲に霞文様
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着物19-2-13
身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
100亀甲で雲が、松皮菱文様で霞が表現されています。
優しい図柄が地色に反映して、黒という色が優しく感じられます。
証紙はありませんが、人の手の確かな温もりと、愛情が滲み出ている秀品です。
お手にとってお試し頂きたい作品です。
白十字絣本場結城紬
着物19-2-14
ご売約済
身丈:4尺1寸5分(約157.7cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
かわいい十字絣が整列した、清楚な結城絣です。
立派なお仕事をされておいでのお客様が、時々お着物で出勤なさると、部下からの評判がよくなるそうです。
お気持ちの良い優しい上司になるから、とのことです。
このお着物をお召しになる方が、そのようにプラスマインドになることは確実のようですね。
白地ドット柄本場結城紬
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着物19-2-15
身丈:4尺2寸5分(約161.5cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
100亀甲のドット柄が浮遊している、楽しい遊び心のある結城紬です。
ドットの飛ばし方のアットランダムな所が、柔らかで、ユニークな表現になっています。
帯もいっそ、白の格子とかにしたら楽しいですね。
小格子柄本黄八丈
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着物19-2-16
身丈:4尺2寸5分(約161.5cm)
裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
この黄八丈は、織りが二重構造になっている所がポイントです。
格子のマス目のなかに、窓があるように周りが縁取られています。
その窓の形が見る角度によって変わっていきます。
深くて確かな色と、ツヤのあるしなやかな糸とが共鳴して、重厚で趣のある作品になっています。
大城広四郎作 三筋格子に絣文様琉球絣
着物19-2-17
ご売約済み
身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
福木の明かるい染め色も芳しく、きっちりとした格子の中に愛らしい絣たちが収まって、いかにも沖縄良いとこ、と証明しているような織物です。
格子の横の色を少し控えて、縦を強調している所が、すっきりと着こなすためのポイントにもなっています。
しなやかでありながら、力強く、何か頼り甲斐のある糸質を感じさせる織物です。
久米島紬縦縞に琉球絣文様
ご売約済
着物19-2-18
身丈:4尺2寸5分(約161.5cm)
裄:1尺6寸8分(約63.8cm)
グールと車輪梅による泥染めの黒、福木にミョウバンを使った茶、そして茜。相当の重ね染めを繰り返して、美しい色の個性を存分に引き出した珠玉の久米島紬です。
緯糸の真綿の手引き糸もしなやかなハリと、品のある光沢を持って、迷うことなく国産の春繭が使われています。
是非お近くでご覧下さい。
渡源織物製 白地小格子紬
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着物19-2-19
身丈:4尺3寸(約163.4cm)
裄:1尺8寸(約68.4cm)
紬にしては、非常にメルヘンチックな趣のある、大人かわいいお着物です。
山形紅回廊「こだま」と命名されているのがピッタリです。
一部紅花使用と明記されています。
結城紬にバティック切り継ぎの付下
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着物19-2-21
身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
昭和初期の結城紬の縞に、同じく100年ほど前のジャンビというバティックを張り合わせた付け下げです。
実を言うと、20年位前、お客様のご注文から当店が作った作品です。
元禄袖や八掛の色に、個性が漂います。
まだ銀座店はなくて、代々木でのんびりとやってたな、と懐かしくなります。
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