孔雀文様付下
ご売約済
着物19-10-08
身丈:4尺1寸(約155.8cm)
裄:1尺6寸8分(約63.8cm)
孔雀の園は、はるか南の国にあります。
南の国には、たくさんの草木が生い茂り、ザクロの実がたわわに実っています。
青々とした深い緑も南国の色でしょうか。
友禅の色差しが顔料でなされているので、油絵タッチのダイナミズムに溢れていて、孔雀の我がもの顔が楽しいお着物です。
すももにガチョウの付下
ご売約済
着物19-10-09
身丈:4尺(約152cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
通信販売可
すももの木のたもと、池のほとりで、ガチョウが水浴びをしている光景でしょう。
このチャコールグレーの中に、すももの錆青磁色が欲しかったのかもしれません。
ガチョウの墨色も目線を集めて、ゆるぎないです。
五三桐の3つ紋があります。
源氏香に葵、菊文様色留袖
ご売約済
着物19-10-10
身丈:4尺1寸(約155.8cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
薄ピンクに、清楚で品格の漂う裾模様のお着物です。
昔の良き日、ご親族様の御結婚式にお召しになったのでしょうか。
五三桐の5つ紋があります。
菊熨斗文様訪問着
ご売約済み
着物19-10-11
身丈:4尺5寸(約171cm)
裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
通信販売可
白菊を束にして熨斗文様にしています。
二重におめでたい象徴でしょう。菊は肥後菊といって、江戸菊と二分を分かつ古典菊の1つです。
お色目といい、秋の準礼装として、申し分のない訪問着でしょう。
志村ふくみ作 藍熨斗目袷
志村19-9-01
お仕立て直し付き
身丈:4尺1寸5分(約157.7cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
ご売約済
熨斗目とは本来、江戸時代の武家で、小袖の生地とされた練貫という絹織物のことです。
その中で、袖の下部や腰まわりの色をかえたり、縞を織り出したりしたものを腰替わりといい、やがてそのデザインを指すようになりました。
そして能や狂言衣裳としても用いられたので、格調のあるデザインとしてのイメージが定着してきました。
この藍熨斗目は1975年に作られていますので、志村さん50歳頃の藍建てへの道筋がついた頃の作品のようです。
白地に小格子の肩裾と、明るい藍の腰替わりとが激しく呼応し合って、藍の華がほとばしり、美しさの高みへと向かっています。
清楚で、しかも生命力に溢れる作品です。
色紙と多当紙がつきます。
志村ふくみ作 花絣
仮絵羽
ご売約済
志村19-9-02
お仕立て代込み
1979年の作品です。
優しい色の替わり格子の中に花十字が浮かんでいて、その中に、井桁絣が子供のように守られるかのように入っています。
緑と藍と紫の微妙な色が重なり合って、芳しく透明感のあるハーモニーをかもし出しています。
そして、優しさと包容力が、精緻で静謐な表現となって織り込まれています。
志村さんの、懐の深い人間力が感じられる一枚です。
志村ふくみ作 笹竜胆(ささりんどう)袷
志村19-9-03
お仕立て上がり
ご売約済み
身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
笹竜胆は源氏を代表する家紋なので、源氏物語、ひいてはひかるの君をイメージしての作品かと想像しています。深い翠に囲まれた寝殿で待つ、ひかるの源氏を取り巻く姫君たちのつのる想いは、千々に乱れ、交錯して、それでも瑞々しく浄化されていきます。
その深淵な情緒の世界を、志村さんは、ご自分の色で、心ゆくまで表現されています。
さぞかし楽しい心踊るお仕事でありましたことでしょう。みなさまには、どうぞ、ゆっくりとご覧あれ、と申し上げます。
志村ふくみ作 冬青(そよご)
仮絵羽
志村19-9-04
お仕立て付き
ご売約済
風に戦(そよ)いで葉が特徴的な音を立てる様がそよごの由来とされています。
又、常緑樹で冬も青々としている所から冬青と書かれています。
初夏に白くかわいい花が咲き、赤い実を付けます。その可憐な姿が庭師に選ばれて、かつて代々木の店先に植えられていたことを思い出しました。
今、この作品を見て、あの葉っぱは十字絣に、赤い実はピンクのドットに昇華されたことに納得しました。
しかしこの愛らしいピンクに、心奪われない人はいません。そして志村さんの十字には、いつも天空の光を見たり、音を聞いたりしてしまうのです。
小さな格子柄でありながら、タテ糸がわずかに控えているのにも、精緻でみずみずしい感性が感じられます。
志村ふくみ作 紅芙蓉
仮絵羽
志村19-9-05
お仕立て上がり
ご売約済
芙蓉の花は、この季節、初秋になると、少し庭のあるお家では、わが世の春を謳歌しています。
特に紅芙蓉はその花の色を誇りに、まさに女王さまの様な存在です。
あの色を、志村さんは、思い切りの良い紅花の真紅に、紫根を入れて巧みに表現しています。
なるほど、あの夏の日差しにも負けない艶やかさが浮かんできます。
しかし実は、少しの風のそよぎにもはらりと落ちる花びらの本性も、風情として、美しい暈しで表現しています。
薄紫や亜麻色の濃淡のヨコ糸を巧みに織り込んで、ここに紅芙蓉は完成しています。
志村さんの観察眼に、改めて敬服です。
多当紙がつきます。
志村ふくみ作 律
志村19-9-06
お仕立て上がり
身丈:4尺1寸5分(約157.7cm)
裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
ご売約済
「律」とは?全ての物事の基本となるおきてという意味のようです。
自然界を律する約束事。それを極めようとして臨んだ作品の様に理解しました。
それはまず、この作品から、染織という手仕事の持つ根幹的な質実な性格が見てとれます。
豊かで落ち着きのある絶妙な色彩感覚、基本である格子柄を中心として、しかも個性あふれる絵羽に仕上げている現代感覚。
ヨコ糸を節紬にしている所からくる、民芸調の温かみある、みずみずしい活力。
なんだか、志村さんがここに居るというオーラを放ったお召しもののようで、持ち主になられた方の着姿に思いを馳せます。
浦野理一作 縦縞諸紬単衣
着物19-9-01
ご売約済み
身丈:3尺9寸5分(約150.1cm)
裄:1尺7寸2分(約65.4cm)
諸紬は単衣用に織られた、縦節よりも少し薄手の織物です。
単衣といえば、他に涼しい織物も色々ありますので、こちらは4、5月、10月などにお勧めです。
シャリ感もあって、現代では、それらの季節にぴったりかと思われます。
浦野理一作 白地縞に絣文様縦節紬
ご売約済
着物19-9-02
お仕立て直し
身丈:4尺3寸5分(約165.3cm)
裄:1尺8寸(約68.4cm)
繭の輝きがフレッシュな、まばゆいばかりに美しいお着物です。
子持ち縞も縦絣も、緯糸に全て白糸を通しているので、ほっこりと温かみのある墨色になっています。
お召しになる方の心根も優しくなって、着心地の良い事を請合います。
浦野理一作 生成り色十字絣文様縦節紬
着物19-9-03
ご売約済み
身丈:4尺3寸(約163.4cm)
裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
程よい大きさの十字絣が2つ、寄り添うように重なって、綺麗な空間に浮かんでいます。
黄色と藍の関係が、都会的でスマートで、何かクールなイメージを作っています。
単衣ですので、木々の色付きに合わせてお召しいただけます。
浦野理一作 鬼絞縮緬地海辺文様付下
着物19-7-11
身丈:4尺3寸(約163.4cm)
裄:1尺6寸8分(約63.8cm)
ご売約済
海辺に見えるあらゆる文様が描きこまれた、浦野さんのニュアンスたっぷりな楽しいお着物です。
遠近のないペッタリとした型染めの長所をはっきりと生かした、自由で奔放な所が浦野作品の真骨頂です。
白場に藍と赤だけというのも又明快で、お召しいただく人の心揺すぶられる美しさです。
お袖丈が少し長いのもエレガントで、お嬢様用に作られた愛情溢れる作品です。
浦野理一作 紬縮緬地雪持ち笹文様小紋袷
着物19-7-12
ご売約済み
身丈:4尺5分(約153.9cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
笹の茎が縦に走って白いラインを際立たせ、笹の葉の中の雪ん子が、愛らしさを誘うかわいい小紋です。
昭和中期の作品で、往時の赤い八掛がついています。
寸法も優しいので、小柄な方におすすめです。
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ご売約済み