夕暮れ時の風も少しずつ涼しくなり着物の衣替えも、もうじきです。
9月を前に今回は単衣の着物をご紹介いたします。
深い藍に生前と細かな亀甲絣が並んでいます。
その布の名前は綿薩摩。
木綿の中でも特に細い糸を使い、一反を織るには半年を費やすそうです。
大島紬や結城紬を着尽くした方が最後に求める綿織物とも言われます。
このような品格のある着物にも、気負うことなく、さり気なく帯を合わせたいものです。
昔から人々に愛されている文鳥。
江戸時代の絵画や浮世絵にも見られる鳥です。何羽いるのか。
今にもチイチイとさえずりも聞こえてきそうです。
蒔絵風の台が付いた豪華な鳥籠も描かれ、どんなに大事にされていたかと思います。
手乗り文鳥を飼っている方もいらっしゃるのでは…。
代々木店 斎藤
綿薩摩単衣 241,500円
文鳥柄染縮緬名古屋帯 65,100円