この度、パリの国立ケ・ブランリ美術館で、大規模な籠展がひらかれました。
灯屋でも数点出品していますので、セレモニーへのご招待を受けて参列させて頂きました。
フランスでは目下、日本の明治期の工芸への熱い視線が渦巻いています。
街を歩いていても、ジャポントレビアン!と、声がかかります。
まずは、ランチパーティーで現代作家と、出品者、ジャーナリストの懇親会でした。
私の出で立ちは、志村ふくみの”どんぐり”。
帯は、インドネシアスマトラ島の金糸の紋織です。
着物の色は籠に因んで竹色にしました。
続いて夜はカクテルパーティーでした。
ドレスコードが、セミフォーマルとありましたので、明治期の江戸小紋と、江戸期の唐織の帯にしました。
この帯は、能衣裳解きの掛袱紗を見つけて、もう20年位前に付け帯にしてあり、かなりのボロい代物ですが、愛しています。
このパーティーでは会場を解放して、連れ合い曰く、世界中のコレクターや、識者が集まっている、というほど盛況で、流れが進まないほどでした。
そしてみんなにワインが振舞われて、様々な言葉が飛び交い、陽気な宴が続きました。
明日はディナーパーティーが待ってます。