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お天気模様

台風の影響で今日は1日雨模様の銀座です。

雨の日は着物をお休みされる方も多いと思いますが、江戸時代は毎日が着物、どんなふうに雨とお付き合いしていたのか気になります。

傘や笠、簔がぱっと思いつきますが、足下はどうしていたのでしょうか。
浮世絵を見てみると、裸足に草履や下駄で着物の裾をしょいあげて、駆け足で急ぐ姿や、一つの番傘に身を寄せ合って雨をしのぐ様子が描かれています。

雪の日も下駄に裸足の描写があり、さぞ寒かったのでは?と思いますが、足下の悪い日は裸足で移動していた様子もあり、想像するだけでお腹が痛くなりそうです。
玄関に上がり框があり、上がる前に足を洗っているシーンを時代劇でもよく見かけますが、ゴム製の雨具が輸入されるまでは、足は汚れるもの、そして洗うものだったのでしょうね。

大小の霰が空から降り落ち、地面にあたっている様子の大小あられの江戸小紋。

湖畔に月が輝く江戸縮緬の名古屋帯は、老松に雪が積もっています。

 

天気にまつわる柄選びも楽しいですね。

大小あられ江戸小紋 20000円+税 身丈4尺(約152cm) 裄1尺7寸(約64.6cm)
湖畔の月縮緬名古屋帯 60000円+税

「浦野の古布を帯にする」その11 江戸小紋の魅力

最後に一番大切な布を忘れていました。

確かに主張の少ない染めですがその歴史は古く、柄付けからも、色もようからも、固有名詞が付けられています。

武士の裃から出発したので、その柄はごく小さく、格調高いものを本来の姿としていましたが時代も進むと人気がでて、武家の品位、町人女子の粋、男子には伊達、と様々に使い分けられてきました。

 

浦野さんは、友禅を「動」の染色とすれば、小紋は「静」の染色と位置付けています。

植物染料ではありませんが、虹よりも深く、多彩な江戸小紋をご堪能いただきたいです。

優美で優しい紅型や、ハツラツとしてリズミカルな唐草や多色の型染めなどのオブザーバーとしての役割を担っています。

 

お客様の作品は次回をお待ち下さい。

 

ワークショップお申し込みについて

【開催】
場所:花園神社社務所2階和室(東京都新宿区新宿5-17-3)
日時:11月23日➀10時~ ➁14時~ いずれの回も要予約
費用:100,000円+税(布代、お仕立て代を含む)

【お問合せ】
灯屋2銀座店 AM11時~PM7時 定休日なし
Tel:03-3564-1191
Mail:ginza@akariya2.com

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