とっても素敵だけど、お買い得でもあるバティック半幅帯が多数入荷しました。
灯屋2の秘蔵の布から仕立てました。
無地の着物はもちろん、格子の着物や大島紬、意外なものに合いますよ!
時代を経た着物も何故かモダンにしてくれる便利な帯。これから春先にかけて活躍しそう。
お気に入りの1本を見つけて下さい。
価格は全て19,800円(税込)
店頭で又は通販でお求め下さい。
本年もよろしくお願いいたします。皆さまには良い年をお迎えのことと存じます。
2024年のスタートに重大事件が続き、心騒がしい新年です。被災されました皆様には心よりお見舞い申し上げます。1日も早い復興をお祈り申し上げます。
昨年末丸紅ギャラリーで開催された『「源氏物語」よみがえった女房装束の美』を駆け込みで鑑賞しました。NHK大河ドラマが『源氏物語』に関わるためか、「日曜美術館」でも取り上げられたためか、会場は多くの女性で賑わっていました(男性も少々、着物着用なら入館料無料)。
主要展示は、「若菜」下巻の六条院での女楽(おんながく)の場面。招かれた明石の君の装束を再現したもの、となっています。(「柳の織物の細長(ほそなが)に、萌黄であろうか、小袿(こうちぎ)を着て、羅の裳の目立たないものをつけて・・・」)
光源氏の邸宅六条院で正月に行われた「女楽」、源氏の正妻・女三宮の琴(きん)、正妻格の紫の上の和琴(わごん)に伍して琵琶を担当した明石の君(=源氏の娘を生み、その娘は中宮となり、やがて天皇となる皇子を生んだ)の高雅な装いはその矜持とともに微妙な立場、“身の程”のあらわれた装束なのかもしれません。『源氏物語』の中で装束衣装は大きな役割を持ち、誰がどのような色彩、取合わせを身につけたか、は登場人物のセンスや個性をあらわすだけでなく、政治的な地位、身分、立場、関係性をあらわしています。
柳の細長、萌黄の小袿、表着、重袿、単(ひとえ)、袴、裳−−展示された復元装束は、時代考証を重ね、当時に近い天然染料で染色された極細の絹糸で作られたようです。(染色は吉岡更紗氏の手による)
この時代、紐で結んで身にまとう、ということはなく、下着、上着の区別も現代とは違っていると思われます。あえていうなら、単と袴は下着といってもいいかもしれません。極細の絹糸でおられた衣装は「するすると脱衣が可能」であったようです。
空蝉(うつせみ)が小袿をさっと脱ぎ捨て若き光源氏の手を逃れ、形見の衣装だけを源氏の手に残すことができたのも、そのためであったのでしょうね。
織田桂さんの取材・文・編集による、浦野理一の本格研究書が、刊行されましたので、ご紹介いたします。
この本のサブタイトルなもあるように、浦野理一というと、小津安二郎の映画とセットにして語られたり、雑誌「ミセス」の女優さんの美しい写真の印象が強いのですが、この本は、きめ細かい取材と多くの資料と写真を駆使して、作家の現場に切り込んだご労作といえます。また作家を支えた家庭、染織の職人にも光をあてた貴重なものといえましょう。
彼が明治生まれであること、平成5年まで活動を続けて続けいたことにも驚かされます。広範囲で膨大な仕事は、その作家生命の長さによるところもあると思います。
まえがきに「かつて浦野理一という染織工芸家家がいた〜」とありますが、著者に失礼であることは重々承知の上であえて異を唱えますと、灯屋2の店内には、浦野理一は「かつて」でなくいま現在存在しています。
着物、帯だけでなく、巾着、鼻緒などの中に、浦野が息づいています。浦野理一の布の素晴らしさを実感していただけますので、灯屋2におでかけくださいませ。
(katsura books発行 この本も店内で取り扱っております)
年末セールの間もお客様、華やかな装いでご来店いただきました。
今年最後の素敵な装いご紹介いたします!
最初のお客様は、スペシャルな着物、灯屋2オリジナルの浦野理一の布による「継着物」。同じく浦野理一の無地帯でまとめていらっしゃいます!
次のお客様はアンティークの着物と帯を黒羽織でまとめられました。
お着物は少し短めに着て足元はブーツで個性的に、フレッシュな着こなしです。
次のお客様は浦野理一の白地に藍の染の紬。ウズベキスタン、スザニの刺繍帯が本当に華やか!
次のお客様は久留米絣に、お母様から受け継いだ可愛い道中着をお召しになっています。
浦野理一の布で作った花緒をすげた赤い塗りの下駄がリンクしてますね!
次はアドラス・ヴェルベットの帯とバッグのクリスマス・コーデのお客様!
次のお客様は自身の干支である羊の帯留と赤い帯でクリスマス・ムードを演出されています。
こちらのお客様は伊平織の格子の着物に、インドネシアのモール織の一種、大変貴重な布・パトラの付け帯で華やかな年末の装いのお客様。こちらは、浦野理一お着物と帯、それを灯屋2の幕末明治時代の江戸小紋の羽織でまとめていらっしゃいます。羽織紐をひと組だけと選び切れず、おしゃれとして付けているそう!
そして最後は裾模様をツリーに見立てて、特別な花嫁用という赤いサリーの帯を締めてご来店のお客様。
カシミールの羽織とミンクの襟巻きで暖かく!
皆様の個性が光る装い、いかがでしたか?本当に素敵ですね。
ぜひ、皆様もお着物でお出かけ下さい!
ご来店、ありがとうございました。
はじめての冬のセールも終わりました。
たくさんのお客さまと暮れのご挨拶もできて、お買い物のお手伝いもできて、と、この時期のセールも中々オツなものだと言うのがわたしどもの感想です。なので、来年も又企画するつもりですので、大勢の方々のお出かけをお待ちしています。
実はもう一つのお勧めは、ハッピークリスマスから暮れに至る銀座中央通りを歩いて頂きたいのです。
渋谷、原宿と日々通り過ぎていますが、銀座の、大人でも、いや老齢者でも許される、ナイーブで清らかな味わいには格別なものがあります。これを知らないと人生損をします。と言ってもうちは明日でお休みに入ります。
明日のブログも乞うご期待!
この1週間でも季節は行ったり来たり、そして今年も残す所少なくなってきました。
冬のセールも今週末までとなりましたが、ここで朗報です。
新しくコートや羽織が入荷し、20%オフで販売します。
これからの本格的な寒さに備えての着物ライフが心配な方は、ぜひご来店下さい。
まず紬地の上品で華やかな羽織。裄1尺6寸8分、20,000円。こちらから20%オフにいたします!
次に何かと便利な道中着。こちらは紬の単衣です。裄1尺8寸、22,000円
後ろ姿に大きな竹と笹が描かれた個性的な柄裄の創作物です。裄1尺7寸8分、70,000円。
次に地紋が素敵な道中着。色無地や訪問着などきちんとした着こなしにも。裄1尺8寸、49,500円。
最後はお召しの道行コート。裄1尺7寸、20,000円
その他にも色々ございます。サイズがあればお買い得!ぜひ、店頭でお確かめ下さい!
いよいよ明日から!灯屋2では、日頃のご愛顧に感謝を込めて、初めての冬のセールを開催いたします。欲しかったあの帯も、あの着物ももしかすると割引になるかもしれません!ぜひ、気になっていたあの品物を手に入れてください!
HP紹介商品は夏物も含め、8月までに掲載の商品が対象となります。また、通信販売は16日14時よりお電話にて承ります。
尚、明日は勝手ながら開店時間を13時とさせていただきますので、お間違いのないように、お越しくださいませ。
2023年12月16日(土)〜24日(日)営業時間11時〜19時(16日は13時開店)
※セール商品はお客様都合での返品はできません。
皆様のご来店をお待ち申し上げます。
割引になる商品の一部をご紹介いたします。これ以外にも何とアンティークの柔らか物や夏物も。丸ぐけ、帯揚げ、帯留、半衿など小物も対象です。