鈍色に、主が去ったあとの蜘蛛の巣と、落ち葉がモノトーンで織りだされた袋帯は、色づく葉を待ち望むように、黄色の結城紬で少し明るめの装いに。
楓の羽織もそろそろ気になってきました。
どんぐりの帯留は、黒サンゴで作られたとても珍しいものです。
水彩画のようなみずみずしい紬には、籬に白い野菊の染め帯を合わせて優しく、そしてアクセントに、木彫りの落ち葉に乗っかるアマガエルの帯留。蛙のおなかのふくらみまで、巧みに彫りあげられている、ぜひおすすめしたいユニークな帯留です。
様々な自分の秋をあつめて、楽しみたいですね。
左から
蜘蛛の巣に落ち葉袋帯 18,000円
楓文羽織 37,800円
黒サンゴどんぐり帯留 45,000円花々模様紬 79,800円
身丈:4尺4寸7分(約169㎝)裄:1尺7寸6分(66㎝)袖丈:1尺2寸(約45㎝)籬に野菊染名古屋帯 38,000円
葉の蛙木彫り帯留 25,000円
松田