春を待つ桜の帯

靭猿(うつぼさる)刺繍名古屋帯暦の上では春を迎えていますが、まだまだ寒い日が続いています。
春の帯として一本は持っていたいのが、桜の帯です。
写真の帯はお太鼓に靭猿の愛嬌のある刺繍を施した帯。
靭猿(うつぼさる)刺繍名古屋帯靭猿は狂言や歌舞伎の演目にもあり、皮を接がれかかった猿の哀しい後ろ姿が印象的。
帯前には扇子と桜の花。
戦前の丸帯を帯地に使っているので、名古屋帯ですが雅な雰囲気がします。

桜刺繍帯もう一本は美しい黒繻子に枝つきの桜の刺繍帯。
枝の微妙な色合いを何色もの糸色で美しい表現しています。
潔く桜の花は白一色。
桜色の着物と合わせて春を満喫したらいかがでしょうか。
桜刺繍帯

靭猿(うつぼさる)刺繍名古屋帯 151200円
桜刺繍帯 

田中