九月の単衣の時期は気軽な染帯を締めたくなります。
その中でもおすすめなのは、おもしろ柄の帯。
草花や鳥などのモチーフには無い味わいがあり、締めていても、見ていても楽しくなります。
今回の帯は長襦袢を帯に仕立て直したもの。
大正や昭和初期には襦袢は隠れたお洒落を楽しむ人のために、着物にはないキャラクター柄や図柄の面白いものもたくさん作られています。
左の帯はさまざまなおもちゃの柄を描いたもの。襦袢ならではの抑えた色合いが粋です。
右の帯は昔ばなしの「舌切り雀」を横縞の上に散りばめています。
おじいさんが助けて家に連れ帰った「おちょんちゃん」や、つづらの絵がひょうきんに描かれています。
お店には他にも野菜の柄や、トランプの柄などたくさんのおもしろ柄があります。
是非一度手にとってください。
おもちゃ柄染帯 37800円
舌切雀染帯 32400円
田中