ジャワの各地で作られるバティックは、その模様・染色にそれぞれ特色をもっています。
茜色を特徴とするバティックは、ラッサムという町で作られます。
ラッサムの特徴は何と言っても「赤」。
この赤色は、ラッサムでしか染められていないそうです。
また、植物や波などを図案化した伝統的な模様のバティックは、ジャワ島中心部のジョグジャという古都で作られた更紗です。
王族が身に着けるバティックを生産していたのもこのジョグジャで、色も抑えめで美しく気品のある文様です。
ソガ染めという植物染料を使った伝統的な染色方は、かつては門外不出の染色技術だったそうです。
そしてカラフルで華やかな更紗は、パカロガンという町で作られます。
多色使いで花鳥模様を表したものが多く、輸出向けバティックを量産しています。
早くから化学染料を用いて、柄付けを行ったのも特色の一つです。
左: ラッサム更紗名古屋帯 86400円
中: ソガ染め更紗名古屋帯 (帯14-10-25) 37800円
右: パカロガン更紗名古屋帯 43200円
徳永