藍鼠色のやや薄い、亀甲地紋の刺繍帯。
江戸末期の振袖よりのお仕立てです。
地色の青みに蒲色、深緑の刺繍糸が映え、縦に伸びた菊の枝に七宝繋ぎが熨斗の飾りをかけたよう。
四季の花をよりおめでたくも豪華にみせます。
油色の帯もめずらしく、桃色や人肌の刺繍も控えめながら金糸で華やかさを演出。
どちらもこの冬には欠かせないおしゃれ着になりそうです。
ちょうど上野の東京国立博物館では「京都 洛中洛外図と障壁画の美」が開催中。
ご友人を誘い、四季を描く優品をいつもと違う装いで観に行かれませんか。
流水に花文名古屋帯 126,000円
七宝繋ぎに菊尽し文開名古屋帯 294,000円
斉藤