こちらはもともと1つの丸帯を、2本にお仕立直しした帯です。
大正モダンを彷彿とさせるような独特の色彩は、山鹿清華へのオマージュに溢れているようにもみられます。
身に付けた時には出る事のない部分までも絵柄がつながれ、伸びやかでこの自由さは今では見ることの出来ない帯。
様々な刺繍の技法が駆使され、枝の部分は格子のような刺し方で木皮のよう。
枝から生えるキノコ、眼光がやや優しいキジが、手の込んだ裂でありながら硬さを感じさせない所でしょうか。
日本の国鳥、キジ。
日本画にもみられますが成鳥雄の証の顔の赤色、尾は極めて長く美しく文様に用いるには
最高の華やかさです。
この秋冬にはキジを、春にはメジロをと季節満載です。
キジの図刺繍開名古屋帯 168,000円
メジロの図刺繍開名古屋帯 168,000円
斉藤