6月も半ばを過ぎ、紫陽花が美しい季節になりました。
青や赤紫の微妙な色合いもさることながら、種類もいろいろなものがあり、つい足を止めて眺めてしまいます。
今は梅雨時期ですが、お着物でお寄り下さる方が多いのは嬉しい限りです。
今回もまた素敵な帯が入荷してきましたので、いくつかご紹介いたします。

帷子くずし江戸裂名古屋帯

越後上布に藍を白上げで型染めし、刺繍をほどこした小袖だった生地を、名古屋帯に仕立てました。
御所解き文様の中に軍配と筆と硯の刺繍が配置されているのは何の物語のモチーフでしょうか？
そんなことを考えるのも楽しいですね。
白地ですが、大変状態が良いです。

縞に萩柄名古屋帯

生地を良く見ると絽目になっており、絹紅梅にも似た大変凝った生地に小豆色の縞に紫のはぎのシルエット。
少しよろけた縞も粋になり過ぎず、かわいらしさもある帯です。

さくらんぼ柄麻名古屋帯

ペパーミントグリーンに白と薄香色の葉っぱ、黒と薄オレンジのさくらんぼ。
アールデコのようなポップなモチーフですが、少し抑えたトーンと無地の多い柄つけが涼やかな印象です。

お値段は銀座店へお問い合わせください。
また新作が入りましたら、随時ご紹介いたします。
お楽しみに。

銀座店　飯島

お値段は銀座店へお問い合わせください。