先日、歌舞伎座で「桜姫東文章 下の巻」で、桜姫が、継ぎの長襦袢を着て登場しました。灯屋のスタッフにとっては、この「継ぎ」は特別な物で、とうやって継いでいるのか、とても気になります。
継ぎの魅力は、身に付けると良くわかります。こんな風に見えるのかっていうことが、立体になると、はっきりするからです。ですので、今回、スタッフ2名が、ブルー系とベージュ系の麻の継ぎ帯を試着してみました。
○ブルー系の帯は、前柄の両面が違う柄ですので、2通の組み合わせで着ました。
関東巻の場合
上部は黒白、下は縞というはっきりした継ぎ柄に、スカイブルーで縞柄が左右で違う丸ぐけを合わせ、継ぎ帯の変化の楽しさに合わせました。
関西巻の場合
メインは無地の水色ですが、結び方で、脇に黒の縞柄を出せます。本日入荷の絞りに花柄の染めの薄地の丸ぐけを合わせ、可愛らしさを添えました。
お太鼓
真ん中の継ぎがアクセントになっていますね。
手の柄は水色になっています。
○ベージュ系の継ぎ帯の前柄は、両面同じです。
これからの季節にぴったりの爽やかな色合いの継ぎ帯です。細かい絣柄に、すっきりとした縞の丸ぐけを合わせました。
お太鼓
タレの黄色が、かわいいですね。
手も見逃せません。
○小物
帯揚げは、両方とも絽縮緬です。丸ぐけは、夏向けの柄ものです。
価格
ブルー系継ぎ帯(20ー8-7) 88,000円
ベージュ系継ぎ帯(20-7-6) 88,000円
絽帯揚 各5,500円
柄の丸ぐけ 各5,500円
(価格は全て消費税込み)