「今の時期何を着ればいいかわからないわ…」と来店されるお客さまからよく聞かれます。
9月にはなったけどこの残暑が一番つらいざんしょ…と笑い話です。
今こそ!と出番を待っている秋帯があるんです。
ほんの短いあいだですが、その風情や美しさが夏が終わった事を告げてくれます。
「まだまだ単衣を着る勇気はないのよね~」とこれもよく聞かれます。
無理があると見ている方も「なんだか暑そう…」と思ってしまうもの、茶のお席でも9月15日までのお昼間は、絽の着用でよいとされています。
という事は、むしろ素材を気にするより重ねる襦袢の色を工夫してみたり、図柄ではかない秋を演出してみてはいかがでしょうか。
写真はベージュ絽縮緬地に露芝に影絵のようにおみなえしが揺れている名古屋帯、紫錦紗地葉と秋の虫刺繍名古屋帯、葛の葉裏を表現した紫地のぼかしが美しい名古屋帯の3点です。
日本の美意識を楽しみにぜひご来店ください。
銀座店 白井