20日の朝、銀座は不思議な熱気に包まれていました。
11時から始まるオリンピックパレードのため午前10時の中央通りは、もう通行が出来ないほどの人であふれ、暑さの中を何時間も待っていらっしゃるはずなのに、皆、高揚をかくせない笑顔です。
夏休み中で真っ黒に日焼けした子供さんの姿も見えます。
この心待ちにした静かな喜びが、1時間後、ものすごい歓声にかわる事になります。
ロンドンオリンピックで史上最多38個のメダルを獲得した日本選手団のパレードが始まる直前の写真。
私達からスタートの場所は見えませんでしたが、前にいるみなさんの動きでもうそこまで来ている事がわかります!
胸が高鳴る瞬間、オープンカー1号車が登場!!
JOC(日本オリンピック委員会)の竹田会長と代表選手団の上村団長が乗っておられ、お2人には失礼ですが、みんな誰??と(笑)
すぐ続く2号車に輝く金メダルとともにレスリングの吉田沙保里選手、陸上競技の村上幸史主将が、赤いオープンカーで現れました。「吉田選手の金メダル大きいー!!」という声が、今も耳に残ります。
アテネ、北京に続いての3連覇本当に大きな金メダルです。
この後、オープンバス1号車には、橋本聖子副団長、陸上競技、ウェイトリフティング、ボクシング村田選手、レスリング米満、小原選手、卓球3人娘の福原選手の顔も見えます。
2号車には、柔道、水泳のメダリスト達。入江選手が私達の方に手を振ってくれましたが、もう自分の声援も聞こえないほど沿道は、興奮と歓声であふれています。
3号車には、塚原総監督率いる体操とサッカーのメダリスト達の超等人気号車。
湧き上がる大歓声、音は聞こえなくなり、映像だけの世界になります。
なでしこ澤選手は、背中でしたが、いつものヘアスタイルでわかったので、こちらのなでしこ達も「澤さーん!」と喜んで声援をおくります。
宮間、大野選手は、I Love MIYAMA と書かれた窓に向かって投げKISS!ひときわ高い歓声の中、内村選手の姿もみえます。
4号車のバドミントン、バレーボール、はなれた場所からもみなさん大きくみえました!オープンバスの中、ファンサービスに走り回っていたのは、フェンシング大田選手だと思います。
最終号車は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックPR車両でした。
銀座の入口から、8丁目まで1キロは、あっと間の20分間でしたが、メダリスト達は皆、「沢山の方達がこんなに応援をしてくれているんだと本当にうれしかった!ありがとうございます」と応えていました。
日本から離れたロンドンにいる間は、闘いの中、メダリストになる為にどれほどの努力をしてきたのでしょう。
今回の応援が、次の試練に向かう大きな力となったらうれしいですね。
祭りの後、まだ興奮さめやらずの中央通りに大きな観光バスがお客様を待っていました。
ご遠方からも楽しみにいらしていたんですね。
後日、50万人の人出と聞き本当に驚きました。パレード終了後に「とてもここにたどり着けなかったー、電話もメールもパンクして通じなくなってたからー」とお客様が数名ご来店されました。
窓際の席にひな壇を作りお待ちしていましたが、他にもご来店予定だったお客様、歩けないほどの混雑になる事が予測出来ず、言葉が足りずすみませんでした。
またのご来店を心よりお待ちしております。
白井