お客さまにおしえていただいた映画のご紹介です。
『純子引退記念映画 関東緋桜一家』
緋牡丹博徒シリーズで一世を風靡した、藤純子さんの引退を記念して製作されました。
オールスターキャストで、見どころ満載の作品です。
舞台は明治末の柳橋。
芸者姿で悪漢を懲らしめる、艶やかな立ち回りからはじまります。
なんとキレイでカッコイイ!!
その後、鳶職の跡目を継いでの大活躍。
女だてらに、男顔負けの潔さ。
なのに胸には、悲恋の純情もあり。
こういう女性の美しさを、引き立てる衣こそ着物です。
着物は動きにくいから…なんて言っていられません。
華麗な大立ち回りが、なんと優雅で爽快なことか!
幸か不幸か、日常でこの映画のように活躍できる場面はありません。
でもいざという時は、蝶のように舞い蜂のように刺す覚悟で、皆様も元気よくおめしくださいね。
写真は、藤純子さんが着用していたものと、似た雰囲気の単衣です。
帯はやはり博多で、きりっと合わせました。
疋田模様に和歌写しの付下単衣 (着物14-4-16) 40000円+税
身丈:4尺5分(約153.9cm) 裄:1尺7寸(約64.6cm)
博多開き名古屋帯
海老沢