満開になった大輪の牡丹に、ふわりと蝶がやってきました。
ロマンチックな雰囲気漂うお散歩着です。
明治のころ、江戸小紋の裾にポイントとして図案を入れた着物が流行った時代がありました。
それが少しずつ姿を変え、大正から昭和のはじめ頃、大阪船場の奥様やお嬢様のお洒落なお出かけ着として再流行したものが、こちらのお散歩着です。
全体は小紋柄になっていますが、上前の裾にだけ、刺繍や文様が付けられています。
白い曲線は、巧みな絞りで染められているようです。
小紋から付下くらいの格としてお召しいただけます。
さらりとまとっての美術鑑賞も素敵ですね。
牡丹に蝶一つ紋散歩着 (着物17-3-6) 108000円
身丈:3尺9寸5分(約150.1cm) 裄:1尺7寸(約64.6cm)
お仕立て直し
櫻井