寒さが少し緩んで、久しぶりに柔らか物に袖を通したくなりました。
ご紹介の付下は、ベニスの夕暮れをうつしたような図柄の付下。
肩のベージュのトーンとくっきりと描かれた風景がキリリとして知的な印象です。
合わせたのは、紙布の帯。
帯地の紙布は加賀二俣の作家もの。
作家は、1300年の歴史をもつこの和紙を大変な苦労をして芸術の域まで高めた。
その色合いと全体に入った皺の具合が何とも言えない気品をもっていて、着物の品を損なわない。
ベニスの夕暮れ付下 (着物17-2-5)
身丈:4尺1寸(約155.8㎝) 裄:1尺7寸(約64.6㎝)
紙布の開き名古屋帯 67,200円
メノウ帯留 8,640円
帯揚げ 4,300円
徳永