秋の風

結城縮単衣着物にソガ染めのバティック名古屋帯朝夕に吹く風が秋っぽく感じるようになると、ようやく紬の単衣にも手が伸びるようになります。
とはいっても日中の暑さを考えると麻襦袢が手放せません。
白は真夏の風情なので、薄く色を入れた麻襦袢を着ています。

ご紹介の着物は片身代わりのような結城縮。
合わせたのはジャワ更紗の名古屋帯です。

結城縮は撚りがかかった糸で織られているので、わずかにシボが入り凹凸のある布に。
シボのおかげで肌に付きにくく、涼しく過ごせます。
また、袷に季節の10月に入ってもしばらくこの着物で過ごせます。
合わせたジャワ更紗は、ろうけつ染めで茶褐色と藍の二色だけで染められた柄。
この柄は王宮を中心に使用されてきた模様で、権威と伝統を表しているそうです。

袷までのこの季節も、こだわった着物や帯で楽しく過ごしたいものです。

結城縮単衣着物にソガ染めのバティック名古屋帯結城縮単衣着物

結城縮単衣着物 70200円
身丈:4尺2寸(約159.6cm) 裄:1尺8寸5分(約70cm)
ソガ染めのバティック名古屋帯 (帯16-9-7) 54000円

徳永