ポジャギの帯と縦絽単衣

縞暈し縦絽単衣にポジャギの帯「ポジャギ」とは、韓国語でものを包んだり覆ったりする布のことで、日本の風呂敷や袱紗のようなもの。
ポジャギといってもその種類は多く、写真の帯のようにはぎれをつなぎ合わせてつくるパッチワーク風のもの、刺繍入りのものなど様々です。
特にパッチワーク風のものは「チャガッポ」と言い、モダンで洗練された造形美で時代を越えて人々を魅了しています。
「チャガッポ」は衣服や布団を作って残ったはぎれや古くなった服の綺麗な生地を取ってつくります。
一針一針丁寧に作った「ポジャギ」は単なる布の再利用という事にとどまらず、縁起ものとして親しまれていきした。
その背景には心を込めて作った「ポジャギ」でものを包むのは、同時に福を包み込み、福を呼ぶとされた民間信仰がありました。
小さなはぎれを無数につないでいく行為は、長寿を願うという意味にもつながっていました。

ブルー系のポジャギ帯に縞の暈しの縦絽単衣を合わせてみました。
サイズも充分ありますので、お勧めです。
初夏の日差しの中で美しく映えるお着物です。

縞暈し縦絽単衣にポジャギの帯縞暈し縦絽単衣

ポジャギの帯 (帯15-5-49) 140400円
縞暈し縦絽単衣 
身丈:4尺3寸(約163.4㎝) 裄:1尺7寸(約64.6㎝)

田中