「立夏」を迎え5月初旬だと言うのに、夏のような様気が続いています。そろそろ夏の着物が気になります。
写真の粋紗は、素朴な風合いが特徴の、紬の趣がある平織りの薄い絹織物。
玉繭からとれる玉糸を経糸に用いて、強い撚りをかけて透け感をだした夏用の絹織物です。
玉糸は節が多いことから、節糸とも呼ばれ糸を用いて織りあげます。
茶の濃淡のよろけ縞に、ぼたん雪の様な柄が染められています。
暑い夏に涼しげな柄で涼をとったのでしょうか。
合わせた絽の帯は灯屋オリジナルの刺繍帯。
丁子色の地に葡萄と蜂が丁寧に刺繍された帯です。
合わせて葡萄(木の実)の帯留もご紹介します。
粋紗小紋 75600円
身丈:4尺3寸5分(約165.3cm) 裄:1尺8寸(約68.4cm)
葡萄にアシナガ蜂刺繍絽帯 (帯15-8-6) 140400円
木の実帯留 18000円
田中