「外国布の帯と羽織展」へたくさんのご来場ありがとうございます!
天気がすぐれないにもかかわらず、「楽しみにしてたから」といらしてくださるお客様の笑顔で店内賑やかな毎日。
今回は、中央アジアウズベキスタンのアドラスの羽織もご覧いただいています。
外国布といえば「更紗」という言葉が一番に浮かぶ方も、多いのではないでしょうか。
浮世絵の中に着物と襦袢袖の重なりから、ちらりと見える素敵な更紗。
こんな昔から、インド更紗が日本にあったのか…と不思議にさえ感じていましたが、鎖国以前の貿易記録「異国渡海航路の積荷」には、シャムから輸入された品目として更紗があったそうです。
遠い異国への思いと深い茜と藍の美しい布は、魅惑に満ち、見た者の心をどれほどとらえたのでしょう。
忘れられずに夢にまでみて、胸が苦しい思いもされたかもしれません。
ウズベキスタンアドラスからお仕立てした着物に合わせた、インド更紗。
着物地ではないはずだけど、しっとりとほどよい重さがあり、体への心地よい感触にいやされるほど。とは、ご試着されたお客様の感想です。
今回は、インド更紗の帯も久しぶりの新入荷でごらんいただけます。
帯留はインドネシアのトンボ玉を合わせた着こなし、自由に着物を楽しんだ江戸の心意気を感じますね!
本日がいよいよ最終日となります。
皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます。
アドラス袷着物 (着物14-10-15) 129,600円
身丈:4尺3寸(約163.4cm) 裄:1尺8寸(約68.4cm)
インド更紗名古屋帯 86,400円
トンボ玉帯留 8,600円
ビーズ半衿 8,600円