秋風を感じる日も、多くなってきました。
9月になったら、また暑い日が戻ってくるのでしょうか?
紋紗の地紋は撫子の単衣。秋の里山に分け入る、虫籠を持った童子の図が幻想的です。
糸のように細く生い茂る秋草が繊細で、数輪咲いた花が情緒的な秋の風景。
童子の目は少し憂いを含み、女の子のような優しさで、どこか高貴な雰囲気です。
このようなきものは、どんな方がうみだし、どのように着こなしたのでしょうか?
当時の着こなしを見るという叶わない願いを、どうしてもと思ってしまいます。
秋野に虫取りの図付下 (着物15-8-5) 59400円
身丈:4尺3寸(約163.4cm) 裄:1尺7寸(約64.6cm)
撫子半衿刺繍 12960円
松田