新春号のフィガロジャポンに掲載された、縞結城と浦野理一作経節紬の紅型名古屋帯。
スタイリングは原由美子さん。
この縞紬はすっきりとした強さのあるお着物、原由美子さんの着物を着せてみたいとずっと思っていた女(ひと)という、真木よう子さんのイメージによく合ったようです。
どんな帯でもというお着物ではありませんが、原さんが、「この帯といいみたい」と選んですぐ決まり、さすがです!
ショートの黒髪にすっきりと、まさしく凛々しさと色香の漂う頁となり、灯屋2としてもうれしいかぎりです。
掲載ページは、フィガロジャポン1月号71ページです。
こちらのお着物と帯は、銀座店にございます。
この結城は、ちょっと前(40年くらい)の物で、結城本来のしゃり感のがのこる気持ちの良い紬です。
浦野の紅型は、ゆうゆうとした波間に明るい色彩でふっくらとした貝がらと水鳥が画かれた、まるで夢のような海の絵。
以前、浦野範雄さんのお話で「浦野の色は、自然の中から生まれています。僕のアトリエは、キャンピングカーの中なんです」とおっしゃったのを思い出しました。
紅型に特に定義はない、浦野の紅型。
着こなしも型にはまらない、自由さが浦野流なのかもしれません。
昨年、浦野染織工房はアトリエを閉じられ、灯屋2でそのお手伝いをさせていただきました。
灯屋2では浦野さんの作品を皆様が驚くほど揃っております。
今年は、浦野理一さんと灯屋2のコラボが実現しそうです。
どうぞ、ご期待ください。
結城縞お仕立て直し 95000円 身丈:4尺1寸5分(約157.7cm) 裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
浦野理一紅型帯 189000円
白井