昨日ご紹介いたしましたコートと同じく、こちらのカシミールもたくさんの色が織り重なり合い、この布の不思議な世界を作り出しています。
浅葱、灰白色、飴色が溶け合って全体を見ると千草と杏色のコートに見えます。
黒と赤の糸が、細かく入ってペイズリー文様をひきたてます。
Mサイズのお仕立てで、小柄な方にもお似合いに。
元は、インド最北端カシミール地方の毛織り物、ショール(語源はペルシャ語のシャルで、1枚の大きな布を意味したそう)は、インドで貴族達に愛用されヨーロッパに輸入される事により女性のファッションの流行を彩り、アジアの衣服の原点のひとつとまでいわれるようになりました。
この1枚の布が日本の女性に愛用され、お着物に羽織物として着用されているとはだれが想像したでしょう。
軽くて暖かなウールに包まれ、寒い季節をお着物お楽しみください。
千草色のカシミールコート 147,000円
白井