名残りの月、名残りの雪、名残りの空・・・名残りの花はやはり桜。
季節の区切りが昨今はだいぶ怪しくなっていますが、美しい言葉を“季語”の世界に閉じ込めるのでなく、身近に置いて楽しんでみたいですね。
風ひと吹きで舞い散り、舞い上がる桜吹雪、水面に落ちれば、花筏(はないかだ)、末は芥(あくた)になっても心惹かれるのは、やはり桜の力。
桜は3月というだけでなく、4月終わりの名残りの花・・あえて桜色をさけた衣装に心を映して、2025年の花を惜しむ宴を楽しむのはいかがでしょうか。
偲ぶこと語れば吹雪く残花かな (稲畑汀子)
青紫の桜の染めの小紋。縦縞に麻の葉紋様が敷きつめられたシンプルで華やかなお着物。寸法もたっぷりです。
99,000円 身丈:4尺4寸 裄:1尺8寸2分 20-04-01
薄紫のぼかし地に紫濃淡の枝垂れ桜を表した錦紗の長羽織。なんとも優雅でしなやかな羽織です。
77,000円 身丈:2尺7寸 裄:1尺7寸8分 25-02-18
(左)は金銀糸に葵を刺繍した中に控えめな桜を散りばめた格調高い帯。縦に蔓帯を配し花菱の紋を織り込んでいます。
80,000円 9尺8寸 24-05-27
(右)源氏車に桜の花びらを散らした可愛い織り帯。
10,000円 9尺