秋の訪れを前に〜夏の名残りを楽しみたい

お彼岸頃には暑さも落ち着きそう、という予想にちょっとホッといたしますね。

今夏ほど麻の着物が大活躍した年はありませんね。そろそろお手入れしてお仕舞いにしたいところ。ご自宅でやさしく手洗いなさってください。

昔なら長月(ながづき)秋が深まる頃です。『源氏物語』「賢木」の巻。光源氏と六条御息所の野宮での別れも長月7日、秋草が盛り、虫の音すだく夜の濃密な時間を描いた場面は源氏全巻でも秀逸と言っても良いと思われます。

酷暑の名残りのこんな9月のいま、おすすめしたい着物と帯のご紹介です。

白鷹紬の縞の単衣 24−06−04 66,000円

身丈4尺3寸 裄1尺7寸8分

コーラルピンクのかわいい伊兵衛織の半巾帯 55,000円

蟹が描かれた貝型蒔絵の帯留をアクセントに。帯留 22,000円

亀甲絣の藍夏大島24−08−05 66,000円 身丈4尺 裄1尺7寸5分

バティックの半巾帯15,000円

龍を描いた七宝の帯留を添えて楽しむ。帯留 22,000円