アトリエ便り

夏の暑さも極めを通り越して、大型台風を待つ思いは辛いですね。
被害の少ないことを願うばかりです。

代々木のアトリエでは、夏休みも終わって、いよいよ秋もの体制へとスイッチを切り替えています。まずは、木綿や外国布などこの季節にご紹介したい帯の制作を進めています。こちらは、オールドアドラスで、20年ほど前、あちらで求めてきた方が所蔵していたものです。
汚れもあるので、躊躇なくハサミを入れることにしましたが、ウズベキスタンの友に聞いても、もはや見つけることは難しいとのことでした。

天然染料の緑と赤が、蝋引きした内側からなお輝いて精彩を放っています。

裏地にはかわいいヨーロッパ更紗が使われていて、女性用のチャパンでした。

汚れを除いてスクウェアにしてから帯になりますので、2週間後位にお目見えします。