皆様いつも当店ブログ「お客様の装い✨」をご覧になっていただき有難うございます。
素敵なお客様に数多くご来店いただいておりますが、本日はその中から糸を染め、機を織り、ご自身の着物や帯を作っていらっしゃるお客様の作品展(現在は終了)をご紹介します。
作品とご一緒の桑田さん(左)とお客様。お召しになっている着物は、最初に織られた作品とのこと。素晴らしいですね。会の名前は絋遊会。
色合いも優しい眼鏡織の帯。糸の草木染から始められ約1年がかりの作品とのこと。
そしてこちらはご指導なさっている鈴木さんの作品。平敏子さんの作品にインスパイアされた作品。スムーズに織り進んで行け、平さんの作成の意図が自然と理解できたというお話しを伺いました。深いですね。
当店の他のお客様も、興味津々、熱心にお話しを聞かれていました。
お客様の究極の手仕事にインスパイアされて、本日ご紹介するのは、伊兵衛織の着物と当店で現地で買い付けたアフリカの布で作った帯の組み合わせ。
まずは珍しい横段のまぼろしの着物、伊兵衛織の着物から。様々な色が使われていますが、少しスモーキーな色合いなので派手過ぎません。
伊兵衛織とは、「玉繭」を手織り機で織って作ります。「玉繭」とは、2匹の蚕が一つの繭をつくったもので、手紡ぎで通常の絹の4倍の太さにもなるそうです。ですのでこちらは単衣になっていますが、春に先がけてお召しになるのにちょうどよい厚さ。
そして合わせたのは、ナイジェリアの織物で作った藍染の帯。
よく見ると生地は細い幅で織られています。何でもアフリカの機織機は幅が狭いのだそうです。
それを3枚繋ぎ合わせて帯にしています。新入荷の綿唐山の丸ぐけを合わせて。
いかがでしたでしょうか?皆様、手仕事に夢中ですね。
銀座店でお待ちしています。
伊兵衛織着物: 22−05−14 伊兵衛織着物 198,000円 裄1尺7寸、身丈4尺1寸
ナイジェリアの絞りの帯:20−9−15 66,000円
丸ぐけ 4,500円、喜八帯揚げ 6,600円 (全て税込)
灯屋2銀座店 - 販売ギャラリー
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