ひと雨ごとに季節が移り変わる気配を感じます。
袷着物から単衣着物へ移る時期は、気温差も激しく、着るものに迷ったりします。
昨今は、昔とも気温が違うので、体感温度で衣替えをしたり、木綿や麻着物を着分けるようにしています。
習い事によっては、衣替えをきちんと定めていることがあるかもしれません。
師匠や同門の方々にお尋ねすることをおすすめします。
ご紹介の着物は、唐草文様の大島紬です。
薄手で優しい色の紬は、春の着物としてはとても着やすいです。
風の強い日などは、さらりとした大島がホコリを寄せずに重宝です。
合わせた帯は、ざざんざ織の名古屋帯です。
ざざんざ織は太い糸で織られやや厚手の布のため、帯としては結びやすい布です。
退紅色と黒色の糸で織られ、深みのある色合いです。
横段柄の着物からお仕立てしましたので、同柄半幅帯ございます。
唐草文様梅鼠色大島 (着物21-12-21)
身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
袖丈:1尺3寸(約49.4cm) 袖巾:9寸(約34.2cm)
前巾:6寸3分(約23.9cm) 後巾:7寸5分(約28.5cm)
ざざんざ織り茶の名古屋帯 帯22-04-10
長さ:9尺7寸(約368.6cm)
帯巾:8寸2分(約31.2cm)