ひと雨で山々の彩りがまた深まるようで、この季節の楽しみのひとつではないでしょうか。
外出がままならなかった時期を思うと、季節の景色を眺めるのも貴重なことのように感じます。
ご紹介の着物は、秋の景色をそのまま着物に落とし込んだような美しい訪問着です。
辛子色が淡くぼかされた中に、とりどりの秋の草花が描かれて豊かな光景です。
合わせた帯は、幕末の袈裟を解いて仕立て直した名古屋帯です。
有色文様を織り出した緞子地は紅花の古色が奥ゆかしく、さりげない刺繍も入って全体を格調高く演出しています。
秋の景色文様訪問着 88,000円(税込) (着物20-09-10)
身丈:4尺5分(約153.9cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
緞子地袈裟解き名古屋帯 88,000円(税込) (帯21-10-05)
長さ:9尺6寸(約364.8cm)
帯巾:8寸2分(約31.2cm)