波の音が、聞こえてきそうな広がりを感じる海のモチーフ。
夏は海!アンティークの染めは、ほんとうに楽しい、お召しになる方もまわりの方々も海原へ誘ってくれる夢のような力を持ってます。
着物が、日常着だった頃の刺繍師さん達は、10代の頃から修行を積んで、腕を磨いたそうです。
波の刺繍をする時には、ひとつの電信柱から隣の電信柱まで、糸の撚りが変わらないように何人かで協力して糸を渡して、精魂込めて波の刺繍をしたそうです。
お見事!!と声をかけたくなるような表現力です
波の地紋様にカモメが織られた錦紗の単衣に合わせる帯をご希望頂き、灯屋2オリジナルの刺繍帯をお仕立てさせて頂きました。出来上がりまでには、お時間を頂戴いたしましたが、帯の地色をお着物に、ヨットの色や大きさをお召しになる方に合わせて決めました。
藍に白の太子間道紋の上で大きな翼を広げて、大空を飛ぶカモメ達の図を上手く合わせた着こなし、楽しいモチーフの織名古屋帯は、貴重です。