単衣羽織

いつも灯屋2をご愛顧賜りまして誠にありがとうございます。

ホームぺージ、インスタグラムもご覧頂き、重ねてありがとうございます!


灯屋2銀座店では、江戸期から昭和初期までのアンティークから現代作家物までをご用意しております。アンティークのお着物や帯は、お仕立て直してご用意している物が、多数ございます。

その中のひとつ、近年大人気の単衣羽織をご紹介いたします。

袷から夏物に変わる時期のアンティーク単衣は、当時、袷時期とは分けられた単衣用の反物で作られています。体感性にも優れているので、涼しく、着心地良く、作る事が大変でも手間をおしまずに工夫が、凝らされています。現代では、もう同じような質感を作る事は、叶わないであろうと言われる物もたくさん存在します。

着物文化が、華やかな時代の着物や帯は、染織の技術と共に自然も豊かであったので、明治時代、絹の都と世界で賞賛された上質な日本の絹糸により熟練の作り手達から生まれている事も大きな理由です。まるで、天女の羽衣かと思うような、軽くしなやかな絹の単衣羽織は、纏ったときに感動するほどです。

アンティークの反物は、幅がせまい為、羽織の裄が、1尺7寸前後になる物が多くなります。

今回、ご紹介の単衣羽織は、裄が、1尺7寸5分以上に出来た希少なお品物です。

単衣の時期に着用する絽縮緬に竹林と虎が、描かれた羽織です。

背に虎の図と聞くと勇ましい感じを想像しますが、黒羽織に白の竹林に現れた虎は、立派でしなやかな身体を持つ静かな虎のように見受けられます。

すっきりと凛とした竹の美しさにも魅了されます。

20-05-22竹林と虎の単衣羽織100,000万円+税 身丈2尺6寸 裄1尺7寸5分