15日発売の月刊「ペン」で紹介頂きました。
ジョンレノンが旅立つ前の2年間、ジョンとヨーコがわたし共(わたしと連れ合い)の良い理解者であり、良い支援者だったと思っています。それはアッと言う間のできごとでしたが、今振り返ってみれば、熱いメッセージを残してくれたできごとなのかも、とも感じています。我々の前にいるお二人は、美しいものに共鳴したり、譲り合えなかったりの普通の人たちでした。
それで、わたしたちも自然に接するすることができたのでしょう。
彼らはその時「今のじゃなくて、日本の着物にはもっとほんとうに綺麗なものがあるはずだ、と、ずっと探していた」と。そしてヨーコさんは、「あなたたち、いい仕事をしてね。」と、エールをくれました。
あれから40年、灯屋2もなんとか今まで歩みを続けて来ることができました。
そして今回の取材を受けて、久しぶりにあの頃を振り返ってみますと、逆に着物という日本の衣装のこれからが気がかりになってきました。
灯屋とは、伝統工芸のともしびを伝えていくことを仕事にして行こうと始めたものですから、着物から、生活雑器、古美術品に至るまで、日本の工芸が素晴らしすぎて休む間もありませんでした。
でもまだしばらくは、この道を皆さまと一緒に歩んで行けたら本望です。 渋谷