「浦野の布を帯にする」 その8 藍返し、藍鼠返し、茶返し

染めた色の上からまた、糊置きをして重ね染めすることを返し染めといいます。

例えば藍鼠返しといえば、地を鼠色にしておいた上から糊置きをして型をつけ、

藍を挿すと鼠色の地に藍の柄が入ります。藍で鼠を返したということでしょうか。

その型染めが3種類ありますので、今日はそれをご紹介します。

いずれも単色なので、帯はいかようにもお楽しみ頂けたことでしょう。

この小布の一枚一枚が着尺だったことを想像すると、

いかに浦野さんのお仕事が膨大で素晴らしかった事かと、再三、感動に包まれます。

 

次回は小紋のパターンのご紹介に入ります。