あらためて、アフリカ展より

無地紬にコンゴ・ンチャク付帯中央アジアのコンゴ民主共和国。
その中のクバ王国の工芸品ラフィア布がそのひとつ。
クバ王国 ブジョング族のパッチワーク。
ラフィアの若い葉を使うも、ごつごつした繊維なので砧打ちのようにし柔らかくします。
強く打つとすれたり穴が開いたりもあり、それをふさぐよう補修したのがパッチワークの土台となります。
どちらの方向から見ても想像を掻き立てられる文様。
青森県内で出土した縄文時代文化の紋様とクバのパッチワークがきわめて似ているとみる人もいます。
繊維の紡ぐ過程は上布の苧麻の工程にも似て、
日本と1万㎞以上の遠方でありながら、身近に感じてなりません。
この布の中でも赤みを帯びたものは特に珍しく、1輪の花らしきモチーフが全体にまとめています。
半衿は木綿更紗で渋め(茶色に薄鼠色が混じる色)の紬に遊びを加えました。

無地紬にコンゴ・ンチャク付帯 無地紬にコンゴ・ンチャク付帯

無地紬 68,000円
身丈:4尺4寸(約167.2㎝) 裄:1尺8寸(約68.4㎝)
コンゴ ンチャク付帯 126,000円(帯13-11-32)

斉藤

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