昨夜は、銀座店で、千葉あやの「藍にいきる」映画上映会が開かれました。
千葉あやのは、正藍冷染め、として1955年に人間国宝となりました。
1970年、宮城県の栗駒山の麓で、81歳になる彼女の仕事ぶりを26分に渡って見ることができました。
この16ミリフィルムは、ある映画会社が制作したもので、千葉あやの研究をされている吉田雪乃さんが、湯布院教育委員会収蔵を見いだされてお借りし、DVDに移し込んだものです。
藍を育て、自然発酵させた藍玉にぬるま湯と木灰を加えて、種まきから育てた大麻を染めていくという技法は、当時から千葉さん一家にのみ残されていたそうで、しかも年産なんと4反だったということです。
そんなに貴重なものを、時折わがお店で目にし触れるということは、なんとすばらしい商売をしていることかと、スタッフ一同の励みにも成りました。
そしてこの後、小川ひろみさんの、うわさの 「語り」に酔いしれたひと時でした。
狭い店内なので、広くお誘いすることはできませんでしたが、フィルムにご興味ある方は、スタッフにお声かけください。