日別アーカイブ: 2023年12月26日

本年もありがとうございました。

今日をもちまして、1月3日まで冬のお休みに入ります。
4日から8日の(月・祝)まで18時閉店とさせていただきます。
みなさまお健やかな新年をお迎えくださいませ。

そして、さてさて、4日木曜日の初売りには、K’sコレクションが登場します。
存在感のある華やかなかんざしと帯留めをたくさん並べて、リーズナブルなお値段で販売します。
お屠蘇気分を引き締めてお出かけください。

 

「染織工芸家 浦野理一の仕事」のご案内

織田桂さんの取材・文・編集による、浦野理一の本格研究書が、刊行されましたので、ご紹介いたします。

この本のサブタイトルなもあるように、浦野理一というと、小津安二郎の映画とセットにして語られたり、雑誌「ミセス」の女優さんの美しい写真の印象が強いのですが、この本は、きめ細かい取材と多くの資料と写真を駆使して、作家の現場に切り込んだご労作といえます。また作家を支えた家庭、染織の職人にも光をあてた貴重なものといえましょう。

彼が明治生まれであること、平成5年まで活動を続けて続けいたことにも驚かされます。広範囲で膨大な仕事は、その作家生命の長さによるところもあると思います。

まえがきに「かつて浦野理一という染織工芸家家がいた〜」とありますが、著者に失礼であることは重々承知の上であえて異を唱えますと、灯屋2の店内には、浦野理一は「かつて」でなくいま現在存在しています。

着物、帯だけでなく、巾着、鼻緒などの中に、浦野が息づいています。浦野理一の布の素晴らしさを実感していただけますので、灯屋2におでかけくださいませ。
(katsura books発行  この本も店内で取り扱っております)

 

お客様の装い、年末編

年末セールの間もお客様、華やかな装いでご来店いただきました。

今年最後の素敵な装いご紹介いたします!

最初のお客様は、スペシャルな着物、灯屋2オリジナルの浦野理一の布による「継着物」。同じく浦野理一の無地帯でまとめていらっしゃいます!

次のお客様はアンティークの着物と帯を黒羽織でまとめられました。

お着物は少し短めに着て足元はブーツで個性的に、フレッシュな着こなしです。

次のお客様は浦野理一の白地に藍の染の紬。ウズベキスタン、スザニの刺繍帯が本当に華やか!

次のお客様は久留米絣に、お母様から受け継いだ可愛い道中着をお召しになっています。

浦野理一の布で作った花緒をすげた赤い塗りの下駄がリンクしてますね!

次はアドラス・ヴェルベットの帯とバッグのクリスマス・コーデのお客様!

次のお客様は自身の干支である羊の帯留と赤い帯でクリスマス・ムードを演出されています。

こちらのお客様は伊平織の格子の着物に、インドネシアのモール織の一種、大変貴重な布・パトラの付け帯で華やかな年末の装いのお客様。こちらは、浦野理一お着物と帯、それを灯屋2の幕末明治時代の江戸小紋の羽織でまとめていらっしゃいます。羽織紐をひと組だけと選び切れず、おしゃれとして付けているそう!

そして最後は裾模様をツリーに見立てて、特別な花嫁用という赤いサリーの帯を締めてご来店のお客様。

カシミールの羽織とミンクの襟巻きで暖かく!

皆様の個性が光る装い、いかがでしたか?本当に素敵ですね。

ぜひ、皆様もお着物でお出かけ下さい!