月別アーカイブ: 2023年9月

お客様の装い~夏から秋への装い。


本日は上手に秋に移行されるコーディネートのお客様のご紹介です。

阿波しじらの綿の着物に、購入されたウズベキスタン、アドラスの帯に締め変えてお帰りになったお客様。シルクとコットンの交織のこの帯は、適度な張りとしなやかさがあり、薄手の単衣時期や合わせる帯が意外と困る大島紬等にもぴったりです。赤とピンクの色使いがかわいいですね!

次のお客様は、透け感の少ない細かい縞の麻の着物に麻の帯。秋へ向かう季節の谷間は、色はダークに素材は涼しく!

次のお客様は絽縮緬の着物。実は地紋も入った網目模様のとても凝ったお着物。しな布の上に灯屋で施した刺繍で少し秋の雰囲気に。

次のお客様は終わりを告げる季節を惜しむ様に、絽縮緬の帯で。こちらは年代物の灯屋2の商品だそうです。嬉しいですね!

いかがでしたか?お客様の装い素敵ですね。

いよいよ秋も間近!皆様もぜひお着物でお出かけ下さい。

 

 

 

お待たせしました。秋物の入荷です。

季節がうちに合わせてくれたかのようにやっと涼しくなってまいりました。
今週末から秋物が揃っていきます。
まず柔らかものと秋いっぱいの帯、来週末には、紬物、そして再来週には羽織、と順次用意しています。イベントと重なって皆さまにはご不便をおかけしていますが、お店の方は通常の季節と同じく動いてまいります。
宵闇が早くなって来ましたが、7時まで営業してますので、お誘い合わせてお出かけください。

 

23−09−40  鳥の刺繍切嵌名古屋 77,000円

本場結城紬 30,000円 身丈4尺2寸、裄1尺6寸8分

 

アリスふたたび。

秋物を探しにご来店いただくお客様も少しずつ増えて。ここまで来ると涼しい季節が待ち遠しいですね。

さて、本日は先にもご紹介したアリスラインから、とびきりかわいい新作帯です。秋一番に新調する帯に今までとは違ったテイストのものを取り入れて見るのはいかがでしょうか?きっとお手持ちのお着物が新鮮な表情を見せてくれるはず。

アーティストの山﨑小枝子さんが帯地とバッグにフリーハンドで描いてくれたオリジナル。春に出たアリスの帯は一瞬でお嫁入りが決まり、待望の新作です。

ややしっとりとした上質の羽二重で作った帯地。

胴前もにぎやか。

 

今回はお揃いのバッグも制作。

とても軽く、内側に仕切りのポケットもあります。裏側は無地です。

また、知恵の象徴であり、幸せを呼ぶというフクロウモチーフの帯も登場、いかがでしょうか?こちらの胴前は木の葉で比較的静かな印象です。

ぜひ、店頭で又は通販でお待ちしております。

羽二重黒地アリス帯:77,000円

紬地バッグ:49,500円

フクロウ柄帯:77,000円

季節のない時こそ外国布の帯を!

夏物はもう終わりたい。

しかし、秋と呼べるのだろうか。

こんな時におすすめしたいのが、外国布の帯たちです。

3点とも、木綿、または綿絹の交織なので、感触と結び心地はこの季節に最高です。

結城紬単衣着物  35,000円(税込)

身丈:4尺1寸5分(約157.7㎝)

裄 :1尺7寸(約64.6㎝)

袖丈:1尺3寸(約49㎝)

前幅:6寸4分(約24.3㎝)

後幅:7寸9分(約30.0㎝)

 

インド サンガネール名古屋帯     55,000円(税込)  (帯23-07-04)

長さ:9尺8寸(約372.4cm)
帯巾:8寸2分(約31.2cm)

煙水晶帯留  18,700円(税込)

 

琉球絣単衣着物     93,500円(税込)   (着物20-04-06)       ※お仕立て直し

身丈:4尺3寸(約163.4cm)

裄 :1尺8寸(約68.4cm)

袖丈:1尺3寸(約49㎝)

前幅:6寸4分(約24.3㎝)

後幅:7寸6分(約28.8㎝)

 

唐草文様のインド更紗名古屋帯      25,000円(税込) (帯23-08-04)

長さ:9尺7寸(約368.6cm)
帯巾:8寸2分(約31.2cm)

ビーズ付き丸ぐけ  7,000円(税込)

 

久留米絣単衣着物  66,000円(税込)

身丈:4尺(約152㎝)

裄 :1尺7寸(約64.6㎝)

袖丈:1尺2寸7分(約48.2㎝)

前幅:6寸3分(約23.9㎝)

後幅:7寸8分(約29.6㎝)

 

ウズベキスタン アドラスの名古屋帯       38,500円(税込)    (帯23-06-03)

長さ:9尺7寸(約368.6cm)
帯巾:8寸2分(約31.2cm)

丸ぐけ  5,000円(税込)

アリスとその仲間たちがやってきた!!

夏と秋のはざかい期。

暑さにホトホトまいっちゃったと言ってる間にも、お彼岸は近く季節は移ろっていきます。

朝夕のそよ吹く風をちょっとだけ気にかけてあげて下さい。

さて、今日のお店は、まず色づいた野薔薇の枝がごあいさつ。

武蔵野に狸がお腹を出して三日月に見惚れていたり。

そして、アリスとその仲間たちがお出迎えです。


アリスとリスやふくろう、きのこたちの楽しいおしゃべりに参加なさいませんか?

お待ちしております!!

 

浦野理一継ぎ名古屋帯のワークショップご案内

先にご案内しましたが、このワークショップも何回目かを迎えて、
浦野ファミリーも増えてまいりました。
今回は、六通で、前柄も両面お使い頂けるということなので贅沢な悩みが増えますね。
シーチングの布を帯の長さ用意して、上に貼っていく、というスタイルでいきます。

広い会場の奥で作業を進めていきますので、集中してまいりましょう。

第1回 10月21日土曜日 10時30分〜12時30分
第2回   22日日曜日 10時30分〜12時30分
場所   銀座洋協ホール6F
企画展「こうげいを探る」会場
内容   六通名古屋帯の型紙に合わせて裂を選んで頂き、後日当店で仕上げます。
浦野理一の裂は、主に5寸角の大きさで、ダンボール4箱をご用意します。

参加費その他のお問合せ、参加お申し込みについては
銀座店までお電話ください。
裂の画像や、過去のお客様の作品集もご覧いただけます。

 

9月、絽縮緬の着物、そして帯

日差しがどことなく秋めいてきました。

本日ご紹介するのは、9月に着ていただくのに相応しい絽縮緬の単衣着物です。シボのある縮緬に絽目を通したもので、透け感が控えめで単衣の時期に着る着物。

こちらは細い糸の錦紗の絽縮緬で、軽やかにお召しいただけます。花菱の3つ紋ですが、おしゃれ着として着ていただくのはいかがでしょう。

大きな片輪車が威風堂々と休んでいる状態の川岸なのでしょうか。
馬が仕事を終えて鞍を外されるように、源氏車も車を外して水につけ、乾燥からの狂いをなくす作業が待っています。萩の花が情緒を添えています。

 

帯は華やかな菊に色紙紋様の名古屋帯。2種類の菊を豪華な刺繍で彩っています。地の柿色と葉の緑の組み合わせはどこかモダンな雰囲気。比較的薄手ですので秋の始まりから深まるまでお召しいただけそうです。半衿、丸ぐけ、帯揚げにも心を配るのも楽しいです。

色合いといい、デザインといい、秋が待ち遠しくなりますね!

ぜひ、店頭で、通販でお求め下さい。

着物 23-05-36 萩に片輪車の色留袖 65,000円(税込)
身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
袖丈:1尺3寸(約49.4cm)
袖巾:8寸7分(約33.1cm)
前巾:6寸(約22.8cm)
後巾:8寸(約30.4cm)

帯 23-09-09 菊に色紙紋様名古屋帯 33,000円(税込) 長さ:9尺7寸(約368.6cm) 帯巾:8寸(約30.4cm)

秋の展示会のお知らせ 『こうげいを探る』

工芸とは「伝統に根ざした職人技を駆使し、美的感覚を持って創作したもの」

灯屋2の眼を持って集めた着物や帯などを、あの銀座洋協ホールで再び展示できる機会が巡ってきました。
会期内には楽しいイベントもご用意しました。

志村ふくみ・古澤万千子・浦野理一などの作家もの、絞りや型染・刺し子などの民藝もの、琉球を含む諸国の織物、幕末明治の江戸小紋など。
帯では、和洋更紗、丹波木綿、江戸小袖や明治期の裂崩し、作家ものなど。
幕末明治から近代までの作品や再生品を広い会場に美しく展開します。

今回は、お仕覆の山田英幸さんと、染色工芸の稻田まゆさん がジョイント参加です。
灯屋と灯屋2のスタッフも皆でがんばりますので、ぜひのご来場をお待ち致します。

会期:10月19日(木)〜21日(土)10時〜18時
22日(日)10時〜17時

会場:銀座洋協ホール
東京都中央区銀座6-3-2 ギャラリーセンタービル6階

会期中のイベント
☆浦野理一継ぎ帯ワークショップ
第一回 10月21日(土) 10時30分〜12時30分 満席となりました。
第二回 10月22日(日) 10時30分〜12時30分
会費 税込¥110000
各回10名 お申し込み順で締め切ります。
〈内容〉六通名古屋帯の型紙に合わせて裂を選んで頂き後日当店で仕上げます。その他の内容については銀座店にお問合せください。
お使い頂ける裂や、過去のお客様の作品の画像もご覧頂けます。

その他のイベントもご用意しますので、確定しましたらお知らせ致します。

お客様の装い〜インフルエンサーの着こなし

今日の東京は台風直撃の模様。しかし大雨の銀座には傘をさす外国人観光客の姿が意外と多いのに驚きます。予定は変更できないですよね。

少し涼しくなって、夏も終わりかと思うとちょっと寂しい気分にもなりますね。思えば猛暑にも拘わらず、お客様素敵なお着物姿をたくさん見せて下さいました。

今日は残り少ない夏を感じながら、SNSをはじめとするインフルエンサーのお客様の着こなしをご紹介します。

まずは、当店オリジナル宮古と越後の切り継ぎ着物をお召しのお客様。縞の宮古に襟に格子の越後が加わってエレガントに。お手持ちの無地の帯を合わせて、渋々のコーディネート。

帯周りもすっきりとされて最高にカッコいい着こなしですね!

次は今年も大人気だった芭蕉布を着こなされたお二人のご紹介。

お顔の写真を撮り忘れてしまったのですが、インスタが大人気のお客様。縞状の模様に絣が入った芭蕉布に、紗の帯を合わせたコーディネート。

こちらの帯は灯屋2のオリジナル。透け感の少ない紗にさまざまな貝殻を手刺繍しました。明るい色が入っているのも良いですね!よく拝見すると半衿にも貝の刺繍が。とてもエレガントできちんと感のある芭蕉布の着こなしです。

そして最後は仕覆作家で、来たる秋の展示会『こうげいを探る』にもジョイント参加の山田英幸さん。小さな格子の中に絣のある男柄という芭蕉布にバティックの兵児帯。

メガネ、帽子、半衿、タスキに至るまで隙がありませんね。

いかがでしたか?インフルエンサーたちの着こなし。本当に素敵でした!

皆様もぜひお着物でお出かけ下さい。

 

 

お客様の装い〜江戸裂の帯

暑いとは言っても、心なしか秋の気配を感じる今日この頃。大人の夏休みもそろそろ終わり、着物も秋の物が少し気になり出す頃ですね。

さて、本日は江戸裂の帯をご着用のお客様をご紹介です。江戸末〜明治時代の武家の小袖など時代裂から当店で作成した大変貴重な帯です。本日のお客様の帯は素材が麻。この季節、最高のおしゃれではあるけれど、かしこまり過ぎない時代を転じて今に相応しい帯となったと言えましょう。

まずは、細かい麻の葉模様の越後上布に金駒を始め豪華な刺繍の帯のお客様。大きな藤や御所車など、大胆で伸びやかな意匠が本当に素敵です。優しい色合いの丸ぐけをアクセントに。

次にご紹介するのは永遠の憧れ、細かい蚊絣の越後上布に、蝶や菊といった豪華な刺繍がびっしりと施された江戸裂のお客様。金駒、銀駒、そして明るくてビビッドな色合いが本当に良くお似合いです。

そして最後にご紹介するのは、こちらはまた少し趣の違う江戸裂。柔らかな色合いが優しい雰囲気を醸し出しています。黒の薄物に合わせるのもまた素敵な組み合わせですね。

意外と幅広い着物に合わせていただける江戸裂の帯。シルクの絽の物や、袷向きの物も揃っています。ぜひ、当店でご覧下さい。

お客様の装いいかがでしたでしょうか?本当に素敵ですね。皆様もぜひお着物でお出かけ下さい。