月別アーカイブ: 2022年1月

裄長、素敵コートはいかが?

お着物用の素敵なコートはなかなか見つからないもの。いつもお探しの方も多いのではないでしょうか?

本日は裄たっぷりのしゃれたコートが入荷しましたのでご紹介いたします。

まず1着目は茶系のコート。

ざっくりとした織の生地で作ったこのコートは、少しエレガントな装いにもカジュアルにも対応できます。少し厚手ですので、真冬も暖かく過ごせそうですね!

裏地がまたまた凝ってます。大小のくすんだパステルカラーの大きなドットの中に小さな黒いドットが印象的。

こちらの写真で生地の雰囲気でお分かりいただけますでしょうか?高級感に加えてモード感もあります。

もう1着は、青地の紬で作ったコート。

こちらは、1枚目に比べると少し薄手で着用期間が長いと思います。

こちらの裏地は少しくすんだ茜色のインド更紗。

シンプルさが持ち味のこのコートも意外と柔らか物から、紬まで対応できる便利な1枚になりそう。

まだまだ寒いこの季節、着物コートで暖かくお過ごしください!

ぜひ、店頭で、または、通販でお求めくださいませ!

茶系着物コート 90,000円 裄 69cm、身丈98.5cm

茶色着物コート 82,500円 裄 68cm、身丈100cm

おひとりさまをたのしむ〜山歩き、着物で映画と読書

おひとりさまをたのしむのが上手になった皆様。

いかがお過ごしでしょうか。

先日、ひとり御岳山を歩いている時に、素晴らしい桂の大樹に出会いました。

そのたたずまいと「お浜の桂」という名が心に残り、しばらくしてはっとしました。

中里介山の「大菩薩峠」に登場する哀しい女性の名です。

何度も映画化されていますが、私は1960年大映の三隈研次監督の市川雷蔵主演のものを見ました。

虚無にとりつかれた剣士・机竜之介に運命をもてあそばれながらも必死に抵抗する、中村玉緒演じるお浜が目に焼き付いています。

そして、桂に生まれ変わって枝を大きく広げる大樹となっているならば嬉しいと思いました。

原作は大正から昭和にかけて新聞に掲載された長編時代小説で、文豪達にも賞賛された傑作です。

今読んでもぐいぐい引き込まれます。

特に登場人物の着物描写は

机竜之介「黒の着流しで、定紋(じょうもん)は放(はな)れ駒(ごま)、博多(はかた)の帯を締めて、朱微塵(しゅみじん)、海老鞘(えびざや)の刀脇差(わきざし)をさし、羽織(はおり)はつけず、脚絆草鞋(きゃはんわらじ)もつけず、この険しい道を、素足に下駄穿きでサッサッと登りつめて、いま頂上の見晴らしのよいところへ来て、深い編笠(あみがさ)をかたげて、甲州路の方(かた)を見廻しました。」

お浜「島田に振袖(ふりそで)を着て、緋縮緬(ひぢりめん)の間着(あいぎ)、鶸色繻子(ひわいろじゅす)の帯、引締まった着こなしで、年は十八九の、やや才気ばしった美人が、しおらしげに坐っています。」(どちらも青空文庫「大菩薩峠 甲源一刀流の巻 中里介山」より引用させていただきました)

と、アンティーク着物好きの読者には、たまらないものとなっています。

是非、読んでみてくださいね。

こんな着物姿なら、気分も盛り上がることでしょう。

暖かい結城縮と深山に鳥の帯を、静かなひと時のお供にしてください。

カーキ色結城縮  身丈4尺5分(約153、4㎝)      裄1尺7寸5分(約66、2㎝)

深山に鳥の織り名古屋帯

二月歌舞伎と新商品茜染めの帯をご紹介

2月の歌舞伎座公演は、感染防止対策を徹底して、公演を続けるとの発表がありましたので、楽しみにされてる方もいらっしゃるでしょう。

チケット購入後も、観劇を控えたい方は、直接お電話すると、払い戻しの親切な対応をしてもらえるようですので、無理なく、安心ですね。

歌舞伎座の公演は、専門家指導の元、厳しい上演基準を徹底した上で開演されています。

お着物でのお出かけに、おすすめの二月の歌舞伎座公演をご紹介いたします。

お着物の御仕度もあるでしょうから、時間的に行きやすいのが、歌舞伎座の第二部(2時30分~)になりますが、演目は「義経千本桜 渡海屋・大物浦(だいもつうら)」で、片岡仁左衛門が当たり役の平家の武将・平知盛を「一世一代」で演じます。これは、「今回で最後」ということです。

「何を着ていこうかな~」というのも観劇の楽しみのひとつでもありますね。

週末のHPでご紹介予定、新入荷商品の茜染めの名古屋帯はいかがでしょうか?

 

新入荷の茜染名古屋帯:75,000円

ややベージュを帯びたグレー地本場結城紬に合わせました。縫い紋があります。着物の色は、こちらの写真のほうが近いです。

結城紬 49,500円

着丈4尺1寸5分、裄1尺6寸8分(かなり出せます)、袖丈1尺2寸(3寸まで出せます)

半幅帯もあります。

格子の着物と合わせて、カルタ結びにしてみました。3階での観劇に良いですね。

新入荷茜染半幅帯:60,000円

やや緑がかった藍色地に明るいグレーの格子着物 40,000円

身丈 4尺2寸5分、裄 1尺8寸

昨年の玉三郎と組んでの舞台、そして、驚きの連獅子と、新たな魅力で、その舞台を堪能させてもらいました。仁左衛門最後の知盛は、見逃せません。

チケットは、土日と千秋楽の25日(金)の3階席(5000円、3500円席)は売切ですが、他日は3500円以外の席はまだあります。(1月21日現在)

 

茜の帯を含め、週末に新入荷商品をHPにてご紹介いたします!どうぞ、お楽しみにご覧ください。

 

1月中は、お買上価格10%の灯屋2クーポンを進呈いたします(セール品は除外)

銀座店舗は、出来るだけの除菌につとめ、通常営業しております。

皆様のご来店、通信販売にてのご注文、お問合せをスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。

*店内が、ご来客のお客様で混雑する場合は、入口付近にてお待ちいただくこともありますので、ご了承ください。

ご来店前にお電話いただければ、ご予約とさせていただきます。

 

春を待つ猫

実際の梅の開花はもう少し先でしょうか?

でも、着物の世界では梅の季節真っ盛りです。

こちらの毛並みの良い白猫ちゃんも梅の花びらと戯れています。

すっきりとした薄いグリーンの生地に、胴前にはふっくらと可愛い梅の花と枝を刺繍しています。

こちらの帯は、絶妙にバランスの取れた可愛らしさがあり、年齢を問わずお召しいただけます。

合わせているのは味のある大きめの節が入った紬。

程よい厚さですので綺麗めなコーディネートにも使えますよ。

サイズもたっぷりです!

 

店頭でお手に取って、もちろん通販でも、ぜひお求めください。

1月中は、お買上価格10%の灯屋2クーポンを進呈しています、この機会をお見逃しなく!

梅に白猫の帯 21-12-05 100,000円

ベージュ紬 95,000円 1尺7寸8分(67.5cm)、4尺3寸5分(165.3cm)

 

 

ご来店お客様の装い✨ 2022年も素敵な装い⭐️お待ち申し上げます

 

 

 

 

 

 

 

お正月3日よりたくさんのお客様にご来店いただき本当にありがとうございます。

本年も皆様の素敵な装いをご紹介させていただきます。

新春の華やかな香りが、ただようお着物ですね。

獅子舞、凧揚げ、明治の大きな紋が、かっこいいよ✨

白亀甲の結城に雪持ち梅。風情ある美しさです。

松竹梅に明治の江戸小紋。お正月を楽しみましょう✨

印象的な黄色に大らかな笹と唐草模様の織り帯。

1月中は、お買い上げ価格10%の灯屋2クーポンを進呈いたします!

皆さまのご来店心よりお待ち申し上げます。

お客様の装いは、この後も続きます

胸熱、新作継ぎ帯ご紹介

本当に胸が熱くなるような素敵な継ぎ帯が入荷しています。

 

江戸裂をはじめ紫根染、黄八丈、和更紗、江戸小紋など様々な技法を用いた古い貴重な裂を大胆にそして繊細に継いでいます。

長年にわたって布を扱ってきた当店だからこそ出来る作品。

萩と桜の江戸裂が使われているので、春、秋と季節を選びません。

これからのお着物シーズンに相応しい帯に仕上がっています。

こちらの他にも趣の違う継ぎ帯が何点か入荷しています。

是非お手に取って、または通販でお求め下さい。

1月中は10%のクーポン券をお出ししています。是非この機会をお見逃しなく!

 

萩と蝶の江戸裂集め継ぎ裂名古屋帯 21-12-47  175,000円

 

新井薬師の蚤の市に行ってきました

 

新井薬師の蚤の市に、白井と一緒に行ってきました。

実は、お目当てがあり、ずいぶん久しぶりに、朝日が差し込む中を出かけていきました。

まだ,名残雪の残る朝7時の境内は、業者もちらほら、中で1カ所、異様な雰囲気の中、若者に囲まれて、お目当ての桑村さんがいました。

7人衆は、なんと、薄っぺらな敷物の上に正座をしているのです。

そして、桑村さんが段ボールからおもむろに取り出す1枚の裂に、吸い付くように目をやるのです。

それから,その裂についてのレクチャーが始まり、終わる頃には、買い手が名乗りを上げると言う次第なのです。

取り出す裂は、和洋の更紗から東西の織物、民芸の装束から着物まで、裂と名のつく物なら何でも出てきます。

又、そのレクチャーたるものや、見識の幅は広く、奥行きは深く、さすがに40年を越すフィールドワークのキャリアの賜物なのでしょう。

かく言う私が、1981年に連れ合いと灯屋を始めた頃、桑村さんは、お客を装って目玉商品を買い占めていました。そして他店に高く売っていたのです。

「おいハムや、俺が売りに来る店になれよ」が口癖でしたが、やがてその意味もわかってきました。

そうやって我々を育ててくれたのです。

実は 今、桑村さんはご病気で、最後の仕事だと、頑張って名古屋から上京してらした次第です。

長年にわたる名レクチャーも裂好きの間では有名で、卒業生もいっぱいいます。

次回の蚤の市は、2月6日(日)ですが、それまでお元気でいられるよう、そして上京されたらまた行こうと思っています。

渋谷

 

 

新入荷✨梅の染め帯

今が、お求めどき❗️の帯3点のご紹介です。
まるで三人姉妹のような、梅の帯ですね。

まずは雪持の松竹梅が美しい、型染め縮緬名古屋帯。
大人色が素敵です。

縮緬雪持ち松竹梅名古屋帯   税込 35,000円

 

次は鮮やかに、可愛らしい大きな梅の花。
笑顔が目に浮かぶよう。

赤地に白と水色梅名古屋帯  税込 35,000円

 

三本め、紫色に刺繍も加わった、優雅なはんなり風。
雪輪の金糸も効いてます。

紫地梅と雪輪名古屋帯  

 

通信販売も可能です。
お早目に今季お楽しみ下さい。

 

 

 

お初釜へ

あちらこちらで交わされる新年のご挨拶も、そろそろ落ち着いてきた頃でしょうか。

お稽古事もままならない昨今ですが、今年は対策をしながらお初釜へお出かけという方もいらっしゃることと思います。

着物の準備は整っていますか。

お祝いの気持ちを込めて、華やかな装いでお出かけしてみてはいかがでしょうか。

最初にご紹介の着物は、縮緬地に糸目友禅で御所解文様が描かれた訪問着です。

若松の袋帯で格調高く合わせてみました。

 

縮緬地御所解文様訪問着(一ツ紋付)  44,000円

身丈: 4尺1寸7分(約158.4㎝)

裄 :1尺7寸(約64.6㎝)

若松柄袋帯  44,000円

 

また、優しいお色目の訪問着に、唐織の丸帯で重厚感を出した装いも、お茶席では重宝です。

時代の古い唐織の丸帯は、色無地に締めても雰囲気良い装いになります。

 

紗綾形地紋雪輪に四季の花刺繍訪問着  38,500円

身丈:   4尺2寸(約159.6㎝)

裄 :  1尺6寸8分(約63.8㎝)

唐織丸帯  66,000円

 

お茶席にお召しいただける、色無地や江戸小紋もご用意がございます。

ぜひ、ご覧くださいませ。

 

季節の半衿

皆様、新年は着物でお出かけされましたか?

気軽な装いでも衿元にワンポイントあれば季節感満載です。

今回は今使える、これから使える半衿をご紹介します。

鞠とコマで新年気分、これから使える可愛い梅刺繍、冬に元気な赤い実ヤブコウジ。↓

松葉と紅梅、竹と雀、松葉と白梅、おめでたい感じが伝わります。↓

全て灯屋2銀座店専属刺繍士さんの手刺繍です!

鞠とコマの刺繍半衿 11,000円(税込)

梅の刺繍半衿 8,800円(税込)

ヤブコウジの刺繍半衿 12,000円(税込)

松葉と紅梅の刺繍半衿 11,000円(税込)

竹と雀の刺繍半衿 12,000円(税込)

松葉と白梅の刺繍半衿 12,000円(税込)

 

※ 灯屋2銀座店は明日1月10日まで、営業時間を11:00〜18:00とさせていただきます。

何卒よろしくお願い申し上げます。