夏至も過ぎ、季節は本格的な夏に向かっています。
夏の着物姿の楽しみの一つに、帯留があります。
装いがシンプルになる分、季節のモチーフや素材で楽しめるのが帯留。
帆船や鮎、波千鳥などこの時期ならではのモチーフ。
また、エスニックテイストのアフリカのビーズ(トンボ玉)で装いに変化をつけたり…
アフリカのビーズは「アフリカン・トレード・ビーズ」と呼ばれ、名前が示すように、アフリカとの交易を目的に作られたビーズです。
19世紀の頃アフリカの有力な部族は、自らの権勢を誇る印として、ヴェネチアンビーズを競って身につけました。
ヴェネチアではアフリカ人の褐色の肌に映えるよう、目にも鮮やかなビーズを次々と生み出します。
その対価として、アフリカから金や銀、そして奴隷までも手に入れ、巨万の富を築いたのです。
そんな先人の心を捉えて離さなかったビーズは今でも魅力的。
ぜひ、夏の装いに取り入れてみて下さい。
(写真左上)
象牙帆船帯留 28000円
陶器鮎二匹帯留(帯締付) 16200円
扇面波千鳥(帯締付)16200円(写真右下)
ブルーアフリカンビーズ(帯締付) 8640円
バイアス柄アフリカンビーズ(帯締付) 10800円
グリーンアフリカンビーズ(帯締付)8640円
田中